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海外でクレジットカードの不正利用の被害にあった件。気を付けて!予防策も考えた。【体験談】

Credit Card in Wallet

 さて、オランダ留学中の私ですが、昨夜とんでもないことが起こったので、クリスマス直後でまだフワフワ地上1メートルほどを漂っていた、浮ついた魂がいきなり、ヒョエーと目覚めてしまいましたとさ。これから留学や海外滞在の予定がある人は、一応参考までに聞いておいてくれたら嬉しい。

 まさか、自分にもこんなことが起こるとは思っていなかった。クレジットカードは怖い、持ちたくない、なんて10年前くらいまでは思ってて、30歳近くまで持っていなかった。でも今は人並みに数枚保有している。年間のクレジットカード不正利用被害額は300億円だかなんだか(うろ覚えです100億円は超えてました)、ともかくでかい額だと聞いたことはあっても、まさか自分が被害にあうとはね・・・。

 特に、海外では日本よりも気を付けたほうがいいのではないかと思う。折角なのでこのさいネタにします・・!

 

身に覚えのない46万円のクレジットカード使用請求が!!

 それは昨夜、眠たい眼でメールをチェックしているときだった・・・。銀行より、「引き落としが出来ませんでした」というお知らせメールが・・・。確かに残高は少なかったはずだけど、アレ、最近何か買ったっけかな??なんだろう、後回しにしようかどうしようかと思いながらも、面倒くさがりながら、ログインデータを探してネットで請求明細を閲覧・・・。

 その瞬間まで、クリスマス直後であり私はなんだか非常に浮かれた気分であった。頭の中ではバッハのG線上のアリアと、犬式の月光に踊ると、東京NO1ソウルセットフィーチャリング原田郁代のすべて光が無限ループしているような、ひどい浮かれっぷりであった。だが。。

 閲覧して。目が点になった・・・。

なんとそこには、請求額46万4千円くらいと出ているじゃないか!!いくら航空券を買ったばかりとはいえビジネスを頼んだ覚えはないし、こんな高額な買い物、学生の私に出来るはずもない。明らかに不正利用である。

 人生で100位に入るくらいには動転したかもしれない。(ちなみに一位は原発が爆発した時だが・・・)

 

不正請求、気付いたらまず何をすべきか!?

 で、動転しつつも、「落ち着け、落ち着くんだ」と直前までネットで見ていたスターウォーズのヨーダを頭に浮かべながら、なるべく落ち着くよう努め、ともかくもカードとめなきゃやばい!てことで、カードのコールセンターに電話した。

 大抵のカード会社は、インターネットに緊急連絡先を載せている。だが問題は、ここは海外ということだ。電話などほとんど使わないので、シムカードには、ネット通信プランしか入っていない。そこで急遽、スカイプの国際電話かけ放題プランに加入。一か月2300円弱で、外国にかけ放題である。

 支払った直後から通じてくれたので、これで日本のコールセンターに電話することができた。「紛失・盗難窓口」である。

 ただ私の場合、カードは手元にあった。本体でなくデータだけどこかで盗まれていたらしい。日本との時差は8時間。日本は朝の3時か4時くらいだったかと思う。出たのはたぶん日本人で、夜勤スタッフなんだろうか??

 本人確認ということでカード番号と住所名前生年月日を聞かれる。そして何か最初スムーズではなかったけれど、ともかくカード自体は機能ストップして貰えた。

 気が焦っているだけにスタッフの男性の「そうですかあ?」という尻上がりの口調に若干イライラさせられる。しかし彼に何の罪もない・・・。なるべく平静に喋るよう努力・・・。

続いて、不正請求の今後の処理について相談したかったのだが、担当窓口は別にあって、そちらは日本時間朝9時半からのオープンだという。オランダ時間で夜の1時半である。一瞬、それまで起きていて夜中にかけようかとも思ったが、考えてみれば、何時間か早く相談したところで結果が変わりそうにもない。

 ネットで少し色々調べてから、おとなしく眠ることにした。普段より寝つきが悪かったのはいうまでもない・・・。

 

不正請求は、お金が戻ってくる確率が高い

 ネットで調べたところ、日本のクレジットカード会社のほとんどが、盗難保険に加入していて、被害届から遡って60日以内の利用なら、たいてい返金保証してくれるようだ。(カード裏に名前を書いてないとか、本人以外に貸したなどの落ち度がない限り)私の場合、11月使用分だったので、まだ間に合っている。しかし60日過ぎると保証対象から本当にはずれてしまうんだろうか??何千万も使い込まれたら破産になるかと思うんだが・!?((((;゚Д゚))))ガクガクブルブル

 

お金は引き落とし不能だった

 海外に行くにあたり、一応用心はしていったつもりだ。スキミング対策として、クレジットカードを入れる小さな磁気読み取り防止スリップを購入していたし、ほとんど使わないようにしていた。

 また、こんなこともあろうかと、わざわざ新しい口座を作って、当面必要になる少額だけ入れておき、それと紐づいたクレジットカードも新しく作って持ってきたのだった・・・。そこで残高は一万円以下だったため、結果不正利用分は請求されたものの、残高不足で引き落とされてはいなかった。ここは少しは救いだったかもしれない。

 なんとなく、後から戻ってくるはずだとしたって、実際に口座から数字が引かれるのは精神的ダメージが大きい・・・。

 

イギリスで勝手に使われていた

 さて盗難窓口に電話した後は、カード明細をネットでチェックした。(パスワードのメモ場所が分からなかったので先に窓口に電話したのだった)

 すると、なんと11月はまったく身に覚えのない買い物が、ぜんぶイギリスでされているじゃないか!!

 しかも、シャネルで10万円とかorz パーキング代とか、あとはよく分からないマネーサービスのようなものとか・・・。えらく映画に出てくるような悪党っぽい使い方なので、ちょっと笑えた・・・。いやいや笑いごとじゃないんだが・・・。

 人のカネで何シャネルなんか買っちゃってるのよ!!という・・・。

 

不正請求をクレジットカードのカスタマーセンターに報告

 やっと朝になり、意外と眠れて(とはいえいつもより一時間くらい短い)ともあれ一番に日本のコールセンターにスカイプ電話。いがいと通話の品質は問題なかった。

 今は補償期間の60日以内ということを確認。それから、買い物の一つ一つを電話口で聞き、自分の買い物ではないことを確かめた。こんかいは不正使用ということで、今カードにかかっている支払い請求は、いったんストップするということだった。そして調査部が一か月ほど調査し、調査結果を封書か電話で連絡するという。

 ネット情報や、スタッフと話した感じでは、まず私が今回の不正請求を支払うことにはならなくてすみそうである。(いやいやマジでそんな大金は払えませんのだが・・)しかしまだ調査結果が出ているわけでないので、なんだかどこか落ち着かない気分だ。まず大丈夫だろうとは思うのだが・・・。まだ支払ってもいない、不正請求の額を、やっぱり送金しろとカード会社が私に求めてくるというのは、さすがにあまりに理不尽で想像しがたいし・・。

 

一体どこからカード情報が漏れたのか??

スキミング??

 それなりに気を付けていたつもりである。まず、クレジットカードは到着して数週間、しかも数回しか使っていなかった。駅で切符を買ったり、初日のホテルで支払ったくらいである。変な機械がついてないかも割と確認していたし、財布は肌身離さずにいたので、スキミングされたとは思えない。

 最近は、直接触れなくても、遠隔からスキミングする機械まで使われているらしい。だが、これについても、スキミング防止ケースの中にカードを入れたいたので考えにくい。

ネットショッピング?

 ネットショップがウイルスにアタックされてデータを盗まれることもあるらしい。私は、オランダの有名通販サイトで教科書を買ったり、それ以外は一度アロマオイルを専門店から取り寄せていた。しかしその数回だけなので、確率は低い気がする。わからんが。

 

学生宿舎のWi-Fiが一番怪しいかも・・・

 で、情報だけ盗まれているわけで、一番怪しいのが、学生宿舎の無線LANがウイルスに侵入されたということである・・・。入居して一か月も経たないうち、部屋のWi-Fiがインターネット会社から止められたことがある。

 こういうところはオランダはセキュリティ能力高いと思うのだが、何かしらの不審な動きをネットワークに検知すると、ウイルス拡大を防ぐため、そのネットを隔離してしまうシステムになっている。このため、私たちの部屋は一時的にネットへの接続が遮断されてしまっていた。原因は、ルームメイトのパソコンがウイルスに感染していたことである・・・。

 彼女はなぜか、ウイルスセキュリティソフトを入れていなかったのだ!!オイオイと思った。その後すぐに、アバストをインストールさせたのは言うまでもない・・・。しかしその時はすでに手遅れだったのかもしれない・・・。

 私のパソコンはすでにアバストが入っていたため、ウイルスに感染した様子はなかった。だがネットの出口は同じ回線を使っているので一つだ。ネットには詳しくないが、たぶん私のデータを盗むことも可能だったろう。

 ちなみについ最近も、彼女のパソコンに変なマルウェアが見つかって、やはりネットがストップしたorz ウイルスでは無いようであったけれど・・・。今はウイルスソフト搭載されているのに、なんで侵入されるのか謎なわけだが・・・。

 まあしかし、結局のところ、盗難経路はミステリーである。だがルームシェアの場合、ルームメイトのPCにも気を配らなくてはいけないのは教訓だった。

 

海外でクレジットカードの不正利用を防ぐには??

まずカードはなるべく持ち歩かない。持ち歩く時は、スキミング防止スリップを買っておくこと。

さらに、インターネットショッピングの際にも、ワンタイムパスワードなどが求められる方式のセキュリティが高いカードを探しておいたほうが良いだろう。

また、見ず知らずの相手とルームシェアする場合、その人のセキュリティがあまあまだと、自分も確実にその影響をくらってしまう。最初にネット接続するときには、念のためセキュリティソフトをちゃんとインストールしてあるかどうか確認した後にした方がよい。

それから、やはり使っていない場合でも、カード明細は月に二回くらいは念のために確認した方がよいだろう。ともかく補償期間内に報告するに越したことはない。

 

まとめ

 カードの相談窓口に不正使用を報告した時も、真っ先に「海外のサイトなど利用されましたか」と聞かれた。もちろん日本でもカード不正はあるが、海外はさらに件数が多いと思って用心していくにこしたことはないと思う。

 それにしても、シャネルだとかパーキングだとか、あれだけ買い物履歴が残っているのだから、不正使用の犯人逮捕も簡単にできそうなものだが、そうもいかないのだろうか??早く国際警察が運営する対ハッカー部隊でもつくって、バシバシ犯罪集団を取り締まってほしいものだと思う。(実際どういうやつらがハッキングしてるんだろう・・・昔の泥棒とかとは人相や体型が違いそうだよね・・オタクかつグレた若者とか?あるいは普通に昔風の犯罪集団の新手稼業なのか)クレジットカードって、やっぱり怖いなあ、と改めて思ってしまった。今って結局サインレスでなんでも買えちゃうから本人照合機能は弱い・・。

 海外に行く人、(日本に行く人も)どうぞ気を付けてください。

 

※後日談としては、今年の5月頃、やっと「調査の結果、払わなくてよい」という書面がカード会社から送られてきました。なんと、5カ月くらい、待ったことになります。もやもや期間は長かった・・・。まあ、最終的に支払わなくてすんだので、結果オーライではありますがー。

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