尾道に遊びに行くこと20回くらいの、すっかり尾道に魅せられた30代女子のおすすめゲストハウス。
もちろん男子にもサイクリストにも推薦。
色んな宿に泊まるのが楽しくてアチコチ泊まり歩いてます。
どこも、個性的なんですよねー、この町の宿は。
ぜひ、参考にしていただいてお気に入りの宿を見つけてくだされば幸いです! 尾道自体の魅力はいずれじっくりと語りましょう。ふぉふぉふぉふぉ。
尾道のゲストハウス(基本ドミトリー)
アロ恵の家
尾道で一番ディープな魅力をたたえるのが、ここかもしれません。
立地
光明寺からほど近い、山の手地区にちょっとだけ入ったところです。
駅から徒歩で10-15分くらいでしょうか。
坂と階段を5分ほど登りますので、自転車はちょっとキツいと思いますが、サイクリストの皆さん、自転車抱えて全然登ってきてます。 すぐ裏手に「ネコノテパン工場」という小さくて可愛い、おいしいパン屋さんがあって、朝にはいい香りが漂ってきます。
建物
築70年あまり!の木造古民家。
ムサビ(武蔵野美術大学)の先生であるアーティストが、瀬戸内海をイメージしたアートを随所にほどこしいて雰囲気あります。
調度品も、お宝鑑定団に出てきそうな掛け軸とか、置物とかあってレトロ好きにはたまりません。
また、山の手なので眺望も良く、部屋からは尾道水道が見えます。風がすうーっと吹き抜けていくので夏でも扇風機だけで涼しいです。
周囲は緑と古民家が多くて、山の手に生活しているような気分を味わえます。 自然がいっぱいですので、とかげ君とかも庭で見かけます。野性的といえば野性的。
ただ、相当古い民家で、まわりは山なため、虫が苦手な方はご注意くださいね!
大きな蜘蛛もいました。
綺麗好きな人には向かないかな。キャンプとか好きな人は、まあ大丈夫でしょう。
設備
なんといっても嬉しいのは、ドミトリーには珍しく、ここには風呂釜があって、ゆっくりお湯に浸かれることでしょう!
とはいえ、お風呂があるのは、艮(ウシトラ)の部屋だけなので、旅人が交代で入ります。
男女おなじ風呂釜を使いますので、抵抗ある女子もいるかも??
まあ私は、平気でしたが・・。
冷蔵庫は各部屋に付いています。また流しもあって、料理や洗濯(手洗い)が出来るようになっています。最近は洗濯機も導入されました。
2016年現在、Wi-Fiはありませぬ・・・。
交流
ドミトリーで同じ部屋になると、皆でお布団を敷いて眠るので、けっこう仲良くなれます。 普通最近のゲストハウスは、ベッド式で、それぞれのベッドに閉められるカーテンが付いてたりして孤独を楽しめますよね。
ここは、特に仕切りとかはありません。朝ご飯も、同じちゃぶ台で、皆で食材を持ち寄って食べたりするので、楽しいですよ。
オフシーズンの時は逆に、人が少なくて、一人で六畳一間プラス三畳の居間を占領して、わが城な気分を味わえることもできるので、それもそれで良いです。
宿泊代
一人2,500円と破格です。(台所、風呂、布団使用時)
みはらし亭
2015年にオープンした、新しくもノスタルジックなゲストハウス。
建物
1921年に別荘として立てられ、その後旅館になっていたが、最近はずっと空き家として放置されていた建物。
築100年近い立派な木造古民家です☆
尾道の茶園文化を受け継ぐ、由緒正しい建築物。
リノベーションしたばかりなので、とても綺麗で客室は新しい畳と木の匂いが漂っていて癒される。案内所の別棟なども、いちいち窓や引き戸や天井、ランプ、床、タイルなどがこだわって可愛く綺麗に作られていて、レトロ好きは垂涎ものでありまーす。
そして、「みはらし亭」と名の付く通り、風景は抜群!!
あとから書くビューホテルほどではありませんが、千光寺の境内もほど近くて、部屋からはかなりの絶景が見れて、朝は気持ちいです。早起きすれば日ノ出だって、部屋から拝めちゃいますよ。
設備
共同のシャワーとトイレ、洗濯機、キッチンがあります。
キッチンはIHヒーター。また紅茶やコーヒーなどは用意されていて、好きに飲んでいいようになっています。
お部屋は、和室。畳の部屋にお布団を敷いて雑魚寝。なんとも風流ですー。
そしてカフェ&バーも併設されているので、朝食をとったり、夜帰ってきてからは、バーでひとしきりお店の人とお喋りして過ごすのもよさそう。
宿の方は英語ができるみたいで、夜はよく外国人のお客さんと英語でしゃべる声が聞こえてきました。
綺麗にリノベーションされているので清潔感は高いです!
立地上、夏など、虫が迷い込んでくることはあるようですが、まあ許容範囲。
交流
何しろ畳の部屋で仕切りもないので、アロ恵の家と同様に、仲良くなりやすいと思います。
共有スペースのキッチンは狭くて、椅子が二つ並んでいるくらいなんで、皆でご飯を作ってワイワイとかは難しいです。
なので、基本的に他の旅行者とは、お部屋で交流になると思います!あとはカフェでお喋りとかかなあ。
宿泊代
ドミトリーで、2,800円でした。(2017年現在)
HTSゲストハウス(閉店してしまいました・・
商店街の中にある、珈琲のこうばしい香りが漂う町家ゲストハウス。
立地
尾道の駅前商店街の中にあります。尾道駅から歩いて7-10分くらいです。 一階にはモダンな、カフェ1770という喫茶店があって、珈琲を焙煎するよい香りに満ちています。 アーケードになっているので、雨でも濡れずに商店街を歩いてこれます。
建物
間口は小さくて、奥行きがながーい、いわゆる、うなぎの寝床式の町家です。 中庭があったりして風流です。 和室と洋室が用意されています。わたしは和室で寝ましたが、静かで、落ち着いて眠れたのを覚えています。
設備
和室と洋室の真ん中に、キッチンとテーブルがある居間があり、交流スペースにもなります。 また、お風呂とシャワーがあります。お風呂があるのは嬉しい! 無線LANや洗濯機も用意されてます。
交流
わたしが泊まった時は、女性のサイクリストさんだったので、早めに起きて、さっそうと自転車に乗っていかれたので、そんなにお話はできませんでしたが、交流スペースやカフェでコミュニケーションできるかと思います。こういうのは、泊まった時の相客にもよりますね〜〜。
宿泊代
ドミトリーで2,850円です。(2016年四月現在) 貸し切り等のときはまた違ってきます。
ヤドカーリ
「ヤドカーリ」(尾道)が
— カフェオハナ(@大三島) (@cafe_ohana) March 25, 2017
GREENSで紹介されてました。 https://t.co/WdzGP7doyD
とてもハイセンスで、旅人だけでなく、尾道を盛り上げている面白い方々とも出会える場所です。
立地
尾道商店街に入って、ほどなく右手の路地に入ったところ。
隣は、チャイダーという、緑茶ソーダで有名なカフェ兼交流スペースになっています。海がすぐ近くです。
あと、「パン屋航路」という朝7時開店の美味しいパン屋さんも近いです。
建物
古民家をスタッフさんと関係者の皆さんがリノベートした木造の建物です。
磨りガラスやガラガラ戸など、レトロ感はそのままに、現代的な感覚もプラスされていて、現代と過去のコラボレーションがお洒落でいい感じです。洋室で、ベッドにはカーテンが引ける用になってます。
設備
シャワーと洗濯機、冷蔵庫があります。無料wifiも用意されてます。
スタッフと食材を一緒に調理して食べることもできます。
カフェと宿の中間はオープンスペースで、なぜかハンモックがあったり、ここでバーベキューパーティが開かれたりもします。
海沿いなので蜘蛛などのゴツい虫は少ないのはいいですね。
交流
交流や、シェアすることをとても重要にされているだけあって、ものすごく他の人とお近づきになりやすい雰囲気が用意されています。
カフェでは、たわいもないお話をしたり、シェアエコノミーみたいな熱い話を繰り広げたり色々です。
宿のラウンジもまた別に用意されていて、そこでは海岸の方をぼーっと眺めながらソファでくつろいだりできます。
また、地元の方々もよく立ち寄られるため、旅人だけでなくローカルピーブルともお話できます。
宿泊代
ドミトリーで2、800円〜3、000円です。(2016年現在)
フジホステル
築70年程の、猫ちゃんのいるゲストハウスです。私の泊まったときは、猫ちゃんは見かけませんでしたが。猫アレルギーの方や、猫のニガテな方が宿泊される時は、おもてに出て来ないので大丈夫とのことですよ。
立地
尾道商店街を歩いて中国銀行の角を曲がったところ。駅から徒歩15分くらいです。 近くに、有名な尾道ラーメンの店「朱華園」があります。海も近いです。
建物
古い木造の家屋で、細い階段や廊下が、趣あります。
設備
シャワーあり。流しと冷蔵庫もあります。無線LANも設置。 ドミトリーはベッドで、カーテンを引いてプライベートが確保できるようになっています。
多少古めな感じは否めませんが、きたなくはないです。
交流
談話室があります。またキッチンスペースで仲良く晩酌されている方々もいましたよ♪ 外国からのお客さんも多いようです。
宿泊代
ドミトリーで、一人一泊2,500円と嬉しい価格設定です。
尾道ビューホテル セイザン
山の上にある、絶景のホテル。普通の個室が多いですが、ドミトリーも用意されています。また併設のタイ料理レストランが、現地の人が作っている味で、とっても美味しいのが魅力!
立地
尾道駅から、山の上に謎のお城「尾道城」の天守閣が見えますが、そのすぐ隣です。 駅から歩いて15分くらい。 直線距離では駅からとっても近い。直線距離では・・・。
この15分は、ずっと坂を登って行く15分なので、距離のわりには汗をかきます。
でも、坂をのぼって、ふりかえれば景色が抜群です。
(この尾道城は、昭和につくられたもので昔はなぜか、山の上なのに、水族館だったみたいです。。。今は閉鎖中)
なんといっても眺望が最高です。
朝、談話室や廊下の窓を見下ろせば、眼下に尾道水道がパーフェクトなアングルで横たわっていて、爽快な気持ちになれます。
建物
普通の鉄筋コンクリートビルディングのホテルです。
ドミトリーの部屋は、ベッドタイプ。
建物自体は古いですが、室内は綺麗で寝具も可愛いです。
設備
ドミトリーの部屋にはシャワーが用意されています。
無線LANも設置。
特筆しておきたいのは、やっぱりタイ料理レストランのタンタワン。
夜十時まで営業しているので、尾道水道の、キラキラ輝く夜景を見ながら、本格タイ料理が食べれます。
わたしはタイ料理好きですが、食べてきた中でも、かなり旨い部類に入るレストランです。 タイ料理は、トムカーカイ(甘酸っぱい、鶏肉のココナツミルクスープ)とかサラダもあって、結構ヘルシーなメニューも選べるのが嬉しい。
元ムエタイボクサーのオーナーさんと、タイご出身の奥様が作られているそうですよ。
交流
ドミトリーのベッドには特に仕切りはありませんので、同室の人とナチュラルにお話できました。泊まった時は、大学生の女の子と、ヨーロッパの20代女子、50代の女性高校教師とバラエティ豊かなメンバーでした。 また交流ラウンジも用意されています。
宿泊代
ドミトリーは2、500円です。(2016年4月現在)
※ その後、ビューホテルセイザンは、個室も泊まってみました。ハイシーズン(八月お盆の時期)で一泊5,000円ほどで泊まれました!しかもベッドリネンはモダンな感じで可愛いし、部屋もビジネスホテルより広め、かつ山の上なので静か・・・、
施設自体は古いですが清掃も行き届いていてバストイレもリノベしたばかりで、凄く快適に過ごせました。
しかも景色はめちゃくちゃよい。十分少々山登りして、こんなメリットが手に入るなら、価値ありますよ~。
下の方にあるホテルよりも断然おすすめです。
あなごのねどこ
尾道のNPO「空き家再生プロジェクト」が手がけた物件の一つ。移住者や旅人が交流する活気あふれるゲストハウスです。
立地
尾道商店街の中にあります。駅から歩いて20分くらい。 西日本一ながーい、レトロ商店街をてくてく歩きます!
建物
京都の町家のような、奥にながーい古民家を利用です。 「うなぎのねどこ」ならぬ「あなごのねどこ」。 一番奥にはちょっとしたお庭がかくれてます。
建築士や職人、デザイナーや漫画家さんから主婦まで、なにやらクリエイティブな人々が集ってあれこれ工夫こらした、ノスタルジックながらお洒落な空間です。
一階には「あくびカフェ」があって、朝はおにぎりとお味噌汁を食べれたり、昼間もカレーや各国料理、デザートまでいろいろ食べれます。
小学校をイメージしたディスプレイみたいですよ。
商店街に面しているので、朝は何やら、シャー、シャーと軽やかな音がすると思ったら、制服の高校生がたくさん自転車で通っていくのでした。
なにやら甘酸っぱい青春の時間を、お裾分けしてもらったような気分に。
設備
無料Wi-Fi、シャワーあります。冷蔵庫も。
交流
一階の交流スペースには、こたつが置いてありますので、団欒にはもってこい!
スタッフの方も気さくに輪に入ってこられたりします。 旅人が集う時間には、わりと誰かしらいて、ほかのひとに話しかけるハードルも割と低いので、交流には良いですよ。
あくびカフェで朝ご飯食べていると、昨夜お話した人も見かけて、そのままいつのまにか、人生やら将来やらを語っている場合もあります。
元気かなあ?あの時ごはん一緒に食べた名古屋の彼・・・。
宿泊代
2016年春現在は、一泊ドミトリー1人、2,800円です。
ホテル
ホテルって高いですけど、ずっとゲストハウスだと、たまには一人になりたかったり、ゆっくりお風呂に入りたかったりで、ホテルに行きたくなりますよね。
また、新幹線や飛行機のパック旅行を選ぶと、大抵ホテルとセットになっています。
私も、まだLCCの春秋航空が開通していない時は、よくパック旅行で来たものです。
そんなわけで、泊まったことあるホテルについても書いておきます、
尾道グリーンヒルホテル
ゲストハウスとだいぶギャップありますが汗汗。
駅から徒歩3分くらいの、めちゃくちゃアクセスの良い綺麗で広いホテルです。朝食も豪華。
お部屋
ふつうのビジネスホテルより部屋も、浴槽も広いです。
しかもピッカピカなので、清潔好きの方にはぴったり。 山側の部屋と海側の部屋がありますが、
海側のお部屋は、尾道水道がすぐ目の前なので、船が行き交う様子や、対岸の向島の景色などを堪能できます。 家族でちょっとしたリゾート気分を味わうのにいいかも。
宿泊代
シングルルームの場合、最低でも六〇〇〇円を超えてきますので、まあ安くはありません・・。しかし、それだけのことはある、清潔感のある、気持ちよく過ごせる施設です。
ただ、パック旅行なんか利用すれば、これよりは実質、安く泊まれると思います。
朝食バイキングも1,200円くらいしましたが、それだけのことはあって、 和洋色んな食材が揃っていました。
番外:福山ベネフィットホテル
尾道って最近人気なのか、土日や祝日、特に観光シーズンは街中のホテルがすでに満杯で予約できないことあるんですよね。
そんな時は、近隣の駅に泊まります。
三原とかだと、かなり安いと思うのですが、わたしが泊まったのは、電車で20分ほどの繁華な街、福山のホテルです。
駅から大通りを歩いて徒歩14分くらい。近くにコンビニあります。
このホテル、やたらスピリチュアルというか、志の高いメッセージカレンダーが部屋に貼ってあったり、一階のレストランでは酵素や玄米を意識した、健康的なお料理を出してくれたりとします。
特徴
お部屋はまあ普通です。 ホテルの屋上にでっかく「感謝」と書かれた看板が設置してあります。
「感謝グループ」っていう企業さんが経営されてるそうで・・・。 お部屋には、格言みたいなものが書かれた日めくりカレンダーがかかっていました。 人によってはウザイと感じるかもしれませんが、私的には、けっこう励まされちゃいました笑
そういうのって、たかをくくって見ちゃいがちでしたが、わりと深いこと言ってるんですよ。 特に、その時は人生の岐路で、色々迷いまくっていた時に泊まったのもあって、やたら勇気づけられましたよ。
面白いグループ企業さんみたいで、鞆の浦で「人生を変える宿」みたいなのに取り組んでもいるみたいです。
それから、一階は「美と健康の館」汗 になっていて、美容施設とレストランがあります。 ここのレストランの食事は本当に美味しくてビックリしました。
青汁ジュースみたいなのも、飲みやすくて美味しいし、パンに黒ごま蜂蜜クリームを塗って食べたりと(今はこのクリームはなくなっちゃったみたいですが) 野菜だけで出来たカレーとか、マクロビ好きの私には本当に嬉しくて、 ここの料理が目当てでリピしました。
宿泊代
4,720円(シングル)からです。(2016年4月現在) 福山の相場は、尾道よりはだいぶ安いです。
まとめ
如何でしたか?尾道は昔(江戸時代から・・)旅人が多く立ち寄る街で、(猫も多いよ↑)今もしまなみ海道を渡る自転車乗りたちのメッカになっています。
そんなわけで、安宿・ゲストハウスも、沢山あります。
サイクリストさんたちには、あくまで通過点かもですが、この街は古い神社仏閣から、ジブリの森に迷い込んだような超ファンタスティックでファンシーな小道、それに千光寺からの絶景など、魅力盛りだくさんですので、ぜひ一日は滞在して、じっくり見てまわることをおススメします!
尾道で小腹空いたときに食べたいものは、こちらをご参照アレ!
東京から尾道までの格安ルートもご紹介!