オンライン英会話をやっていると楽しいのは、講師が多国籍で、色んなお国事情を聞けることです。やはり、日本にじっとしていただけでは、知らないことが多い!
世界には、まだまだ未知のことが沢山あるんだなあ~!と楽しくなってきます。
先生の国籍は本当に様々で(私は現在ネイティブキャンプを使用、以前はDMM英会話)、セルビア人、ボスニア人、フィリピン人、インド人、イタリア人、イギリス人、オーストラリア人、南アフリカ人、他にも、カメルーン、ナイジェリア、イラン、イスラエル・・・等、やたらと色んな国から講師が集まっているんです。
だんだん彼らから聞いた、海外ってそんな感じなんだ!という面白いエピソードが溜まってきましたので、 ここにメモしておきたいと思います。
もくじ
フィリピン人英会話講師から聞いたフィリピン事情
フィリピン人講師の特徴
フィリピンの人は、全体的に、とてもリラックスしています。そして陽気でよく笑います。
同じアジア人なので日本人にはどこか親しみやすいかもしれませんね。仲間同士のノリも多少似ているかも??
女の人は目が大きくて可愛らしい人が多いです。
男の人は、ゲイっぽい、どこか、物柔らかーな仕草の人から、日本人男子にも見かける「おらおらー!やったるでー!」タイプというか、陽気にガツガツ攻めていくタイプの男子も見ます。
そして、アジア人はやはり、年齢よりも若く見える人が多いなあと思います。
訛りはほとんどない、アメリカ英語です。
ネイティブの人より、速度はゆっくりで明瞭に発音してくれるので、日本人には聴き取りやすいです。
フィリピンでは小学校から英語教育が始まり、大学の卒業論文も英語で書く!そうな。だから学部卒レベルになると、かなり英語が堪能になっているようで・・。
日本でも小学校から英語教育を導入して欲しいッ・・・。
フィリピン人講師がおすすめのシチュエーションとしては・・・
個人的には、疲れている時です(笑)(笑)
特に、同性である女性講師の授業を思わず取ってしまいます。
人当たりが良くて楽観的な方が多いので、癒されるんですよねえー(*'ω'*)
フィリピンの催眠術泥棒
フィリピンで最近流行っているというのが、催眠術強盗・・・。
何ともマジカルなエピソードでした。
ショッピングモールなどに、催眠術師が座っているそうです。そして、その人と眼を合わせてしまったが最後、催眠術をかけられ・・・
かけられた人はクレジットカードを持ってATMへ現金を引き出しに行ってしまいます。
そして、そのお金を催眠術泥棒へと渡してしまうという・・・。
なかなか日本では聞かない手口ですよね!
フィリピンに行く方はお気をつけて!!
フィリピンで一番涼しい場所!?バギオ
フィリピンというと、熱帯に位置していて、一年中暑い・・・というイメージがありますが、意外や意外、夏でも25度以上にはならないという、とても涼しい場所がありました!!
その名はバギオ。マニラからはバスで7時間くらいかかるらしいのですが、標高1500メートル以上の山奥で避暑地としても有名とか。
バギオ在住の先生に聞いて初めて知りました。
ここは日本人も昔から多く住んでいたらしいですが、最近は気候が近いことから、韓国人もたくさんいて、特にバギオのインターナショナルスクール(全寮制)に子供を入れる両親が多いとか。
韓国でも、このグローバル化が進むご時世で、英語教育は盛んのようですねえ。
バギオの英会話スクールだと、平日は外出が制限されて、どっちみち市街地まではバスに乗らないといけないので、みっちり籠って英会話レッスンできるようですよ☆
そういうスパルタ式の英語学校に行きたい人にはおすすめ。
私も暑さがニガテなので旅行先として今までフィリピンは考えていなかったのですが、この涼しいバギオにだけは、ちょっと興味を惹かれました・・・。
フィリピン人男性はエモーショナル??
フィリピン人の男の子は、恋愛関係をとてもディープに抱える人もけっこういるようです。
付き合っていた女の子にふられて泣きあかす、というのもそんなに恥ずかしいことではないみたいで、実際に私が話した先生の一人も、彼女と別れて、何週間もずっと泣いていた・・・と言っておりました(*‘∀‘)
友達に色々なぐさめてもらったとか・・・。
それからゲイの男性も多いみたいです。近所で、パートナーと別れたゲイの男性が命を絶ってしまったことがある、という話もの先生から聞きましたです・・・。
日本でいうと、平安時代の、在原業平を思い出しちゃいましたー。
フィリピンでは交際記念日が頻繁☆
これは、そのカップルにもよるみたいですが、お付き合いして一周年記念というのはもちろんのこと、なんと一か月単位でお祝いするカップルも沢山いるみたいです。
付き合って、二か月目、三か月目記念!!ってことで、一緒にケーキ食べたり。 中には、数週間単位で祝うカップルまでいるとか! んま、初期の熱々な時限定なんでしょうかねえ(;^ω^)
フィリピン人ボーイ、ガールと付き合う時は、記念日には敏感になっといた方がよさそうですぞ・・・。
フィリピンのお仕事事情
フィリピン人は、英語が堪能。 それゆえ、英語圏の会社がコールセンターをたくさん設置しているようです。
英語が喋れるフィリピン人にとっては、メジャーな選択となっているようで、オンライン講師の中にも、もともとコールセンターでカスタマーサービスの仕事をしていたという人は多いです。
他にも、オンラインで遠隔秘書をしている、という先生も。
これもアメリカ等の会社から依頼されて、取締役のスケジュール調整したり、ホテル手配したりなどを、するとか。
時差もあるのだけど、フィリピンからアメリカ人上司とやり取りするそうで。 スカイプを使って打ち合わせするそうです。 アメリカからしたら、安い人件費が魅力的なのでしょう。
なんというか、本当にインターネットは仕事の外注先を、国境を超えることを、とても促進してるんだな~~と、ヒシヒシ感じますです・・・。
あとは、日本よりも自分で商売を起こしたり、何かの小売りを始めたりする人も多いようです。
とあるオンライン講師の男の子は、「うずら」を飼う商売を始めたそうな。「うずら」の卵を売るのかな??
セルビア人英会話講師から聞いたセルビア事情
セルビア人講師の特徴
色々です。金髪から、黒髪の人まで見た目も様々。でも美男美女が多い気はします・・・。ま、顔が平らな日本人よりは、基本的に彫りが深いですからね・・・。
見た目は同じ年齢でも、日本人より年上に見えることが多いです。
「綺麗なお姉さん系」ちょっといかついお兄さん系が多いでしょうか。
フィリピン人講師ほど、陽気にニコニコって感じではありません。
笑顔はナチュラルですが、そこまで表情豊かではないです。日本人と同じくらいの感じかもしれません。
フィリピン人講師よりは、人によって当たりはずれが多いような?
英語は、イギリス英語を習った人が多いようで、アメリカ英語よりはイギリス英語に多少近いか、どっちでもないニュートラルな英語を話します。訛りは、ほとんどないです。 やっぱりネーティブな先生よりはゆっくり、明瞭に発音してくれるので聴き取りやすい!
セルビアの経済事情
セルビアは、経済がうまく回っていないようで、失業率も高く、仕事が見つからなかった人々が、オンライン講師の仕事を始めることも多いようです。
セルビアでは、意外なことに、韓国の自動車部品工場(特に、自動車用の配線ケーブルを作る・・)が結構進出しているようで、ここに雇用されると平均よりいい給料をもらえるそうな。 でもケーブルの製造過程で出る化学物質が、あまり体に良くないのでは??とも言われているみたいで、「僕は、ケーブル工場落とされたけど、雇われなくてよかったかも」と言っている先生もいました。
また、中国からの移民もかなり流入しているようで、ある先生は「住んでるアパートの半分以上が中国人だよ」と言っているほどです。
中国の人は、セルビアで格安スーパーマーケットを作ったり、水源地を買ったりしているようです。(日本の田舎でも、中国人が水源地を買っていると聞きますね。これは、ミネラルウォーターを売るという、商売の型でもあるのかもしれません) アジア諸国の、国力の高まりを思わされるエピソードですね・・・。
(ここでその是非やら、じゃあ日本は諸外国で何をしているのか?という複雑な問いには立ち入りません・・・('◇')ゞ)
セルビアではオンライン・ワークが盛ん
セルビアでは物価も安く、毎月400ユーロほどあれば、最低限なんとか暮らしていけるようです。ただ、それだけ稼ぐのも大変だったりして、そもそも仕事に就こうにも国内にあまり職がないので、必然的にオンラインワークを選ぶ人は増えているようです。 プログラミングを勉強している確率も高いです。
世界的に需要がありますからね。
この辺りは、仕事の口はまだあっても、日本的な過重労働環境で働きたくない若者たちが、オンラインワークを模索したり、プログラミング勉強しているのと、かなり共通していますね。
なんで、セルビア人の先生に相談すると、稼げるクラウドソーシング・サイトを教えてくれたりなんかします。 「僕らみんな、こういう情報共有しあって、なんとか生き延びてるんだよ」だとか。
セルビア人移民はドイツへと向かう
経済事情のせいでア、多くのセルビアの若者が、周辺国へと働きに出ているそうです。特にドイツが人気。オンライン英会話の先生の中でも、もうすぐドイツに行くつもりだから、ドイツ語を勉強しているという人には、よく会います。
ドイツは好景気で、人手不足が続いているので、ドイツ語さえ喋れれば色んな会社で働けるそうな。ドイツは、日本でも海外フリーランス渡航先として人気がある国の一つですね。
マルタやフランス、イタリアに何年かの雇用契約で働きに行く場合もあるそうです
セルビアはロシアにシンパシ―を感じている
傾向としては、親ロシアな人が多いです。
オンライン英会話で先生と話してはじめて知りましたが、ロシアからバルカン半島あたりまでは、スラブ文化圏ということで、スラブ系民族の共通した要素が見られるようです。
言葉もある程度似ているようで、ロシア語で書かれた文章を、セルビア人は、なんとなーく内容を推測できるそうです。でも確信はないし、発音も全然違うとか。
日本語と中国語の関係に近いかも??と思いました。
セルビア人のバカンスは、ギリシャが人気
セルビアの人達のリゾートはギリシャが人気のようです。
物価も安いし、セルビアには存在しない海が見れるし・・ということで。
でも飛行機はとても値段が高いので、陸路、それも自家用車で十何時間かけて、海外へと遊びに行く人たちが多いようです。
イラン人英会話講師から聞いたイラン事情
イラン人英会話講師の特徴
イラン人講師はまだ少数派・・・。なので、まだ一般化できるほど、色んな先生と話したわけではありませんが、とりあえず、大体の人がムスリムです。
女性はヴェールをかぶっていて、芯が強そうだけど、おっとりした感じの人が多いような?
男性は逆に、外交的な感じがいたしました。
(まだ、なんとなくの印象・・)
イラン人も最近は中国に渡る
一昔前(二十数年前・・)は、日本でもイランからの出稼ぎ労働者をよく目にしたものですが・・。特に建設現場で。
あとは麻薬の売人としても有名だった気が・・(^-^;
最近は、めっきり見かけなくなりましたよね。
イランでも英語が出来る人は、中国を目指している人も割といるみたいです。セルビア人の間でもそうでしたが、中国に行くと、月給20万くらいは貰えることが多く、母国での就労よりは、遥かに稼ぎがいいようです。
知り合いのイギリス人女子も新卒で中国に英語を教えに行っていました・・・。
イランからだと、中国は少し遠いですね。
ネイティブじゃなくても、英語力があれば採用してもらえるみたいです。
イランは宗教が非常に厳格!
イランというと、マジッド・マジディ監督の映画など、抒情的で美しく、牧歌的な光景が浮かんでいたため、わりと平和な国と思っていましが、どうも色々問題もあるようです。(犯罪率は少なそうですが)
まず、宗教については非常に厳格。
厳しい制限のもとに、いちおう宗教の自由は認められています。なのでキリスト教徒なども住んでます。
ただ、信教の自由は、あくまで生まれついてのものを認めるということのようで、
イスラム教信者が、他の宗教に改宗することは、ほぼ不可能のようです。
改宗すると死刑になる場合が多いらしい・・・こ、こわい・・・。
それから男尊女卑もかなり凄いことになっているようです。
女性は、親の言う通りに結婚しないといけなかったり、結婚したらしたで、旅行をするのにも旦那の許可を取らないといけないそうで・・・。
若く結婚させられて、しかも旦那がDVだったりして、近隣の国に亡命する女性もいるようです。そのような女性を保護するNGOがあるとか。
トルコなどは、文化や食べ物は似ているけれど、信教の自由は存在していて、女性もだいぶ自由なので、選ぶ人もいるみたいです。
そういう苛酷な話を聞いていると、なんだか何を言っていいのか分からなくなってしまいます・・。
各国に共通していること
そんなこんなで、国ごとに、色んな文化や習慣、食べ物、ビジネス、風土、そういったものの中を生きているんだな、世界は広い!と感じます。
けれど、面白いのは、どの国の人も今はインターネットをやっているせいか、けっこう共通しているとこも多いこと。
まず、オンラインワークは世界中で盛ん。特に母国の経済がうまく回っていない場合に生計を立てる手段として盛んです。
日本でも、先行き不透明さと、過重労働を避けるために、オンラインワークに引き寄せられている若者達がいますから、似ているなあと思います。経済はまだ、破綻はしていませんが。この先ヤバそうではあります・・(;´Д`)
さらに、皆「砂糖は不健康!」という認識も割と共通しています。砂糖有害説は、わりと近年広まっているものですが、世界中で同時代的に認識されているもののようです。
さらには、皆、政治家を全然信用していない!!
という傾向は顕著でした。選挙の時に言った公約を平気でひっくり返すとか、腐敗していてお友達ばかり優遇して、庶民のことは考えてない・・・とか、わりと不満たまっている人が多かったです(^-^;
汚職やら、嘘をつくやら・・・ウーン、残念ながら今の日本も、一緒です。
まあ、ともあれオンライン英会話は、初心者で英語力に自信がなくても、かなり気軽に国際交流する手段として、かなりおススメですよ。
中には、仲良くなった先生に会いに行く生徒さんもいるようです。
私も最初は、英文よりも「ウー、アー」という考え中の雑音が大部分を占める、、という、ひどいレベルでしたが、今は日常会話なら、かなりスイスイ話して、笑いあえるくらいにはなりました!