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外国人と友達になるには、言語交換が一番の近道!カフェでスカイプで無料英会話レッスン〚交換留学体験記〛

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さて、留学にやってきたはいいけど、どうやって友達作ろう?っていう状況、あるかと思います。

 クラスルームだと、日本と同じで、授業の時は教室に集まるけれど、終われば皆それぞれの方向に解散していくので、なかなか友達は作りにくいんですよね。

 こんな時の選択肢として、まず留学生サークルみたいなのは有効です。ライデン大学にもインターナショナル スチューデント ネットワークがあって、バーでの飲み会やら、遠足やら企画されたり、趣味に応じて幾つかクラブがあったりします。

 読書、アート、などなど。趣味のクラブだと、ある程度話題が通じたり、ノリが似通った人が集まっていて良いかと思います。留学生同士だと、オランダでもだいたい英語で会話して、ネーティブの人以外は、完璧にしゃべれるわけではないので、引け目も感じにくいかと。

 けど、一番穴場の方法としては、言語交換っていうのが、留学先で友達を作るのには近道かと思います!そんなわけで、その体験談を今回はお話しますね。

 

 

言語交換(ランゲージ・エクスチェンジ)って何?

 

 言語交換というのは、文字通り、ある言語と言語を交換することです。日本語を話せる人が、たとえば英語を習いたい場合、英語が流暢で、かつ日本語を習いたい人を見つけて、英語と日本語で話すのです。お互いに教えあうってことですね。

メリット

 

 基本的に、お金も無料で行うので、必要な代金としては、カフェのお茶代とか、スカイプを使う場合は完全無料でできたりします。

 友達を作るにはいいです。一時間とか、時には丸一日どこかへ出かけたりして、その間トレーニングで会話をするので、お互いのこともいろいろ話せますし、必然的に考えを交換できたり、お互いの国の文化について語ったり、仲良くなるいい機会になるんです。趣味のサークルや英会話教室だと、自分の話す時間が少なかったり、まわりの人が流暢だと、早いスピードで展開される英会話についていけなくて置いてけぼりになったりとかします汗(それはそれで、リスニング力はつきますが・・)

 

デメリット

 

 友達感覚で教えあいます、なので、プロフェッショナルの先生みたいに、いちいち文法とか用法とかを体系立てて説明しあうのは、なかなかむずかしいです。(最初にそういう約束をしちゃえば可能ではあるけれど)

 それから、相手のスケジュールが空いている時につかまえることになるので、会話教室みたいに規則正しいレッスン時間は待ってません。(これも、最初の約束次第かもだけど)

 

フェイスブックで言語交換相手を見つけてみよう!

 オランダの大学では、オリエンテーションウィークというのがあって、15人くらいのグループで一週間くらい街中をぶらつきまくるので、仲良くはなるんですが、気の合う人が偶然同じグループにいたとか、ラッキーなケースじゃないと、もう一段階深いお話をしたりするのには、ハードルがあったりします。

(時折みんなで出かけたりできるけど)

 こんな時、フェイスブックが強い味方でした。フェイスブックグループで、滞在している街の名前と、language exchange っていう文字を打ち込んでみましょー!きっと、外国人がある程度多い街だったら、何かグループが出てくるはずですっ。

 私の場合は、大学留学生ネットワークの中に、言語交換クラブもあったので、そのグループに参加しました。そのほかにも、地元に住んでる人用(学生以外も含む)グループにも加入しましたが、留学生ネットワークの方でとりあえず見つかったので、そっちにはまだ書き込みしてません。

 

言語交換相手を募集するときの書き方とか

 だいたい、習いたい言語と、自分が提供できる言語、それと自分のレベルが基本です。

 それから、おススメなのは自分の趣味とかも書いておくといいかも。私は読書やアートが好きって書いておきました。そしたら、日本語勉強したいわけじゃなくても、読書好きの人からダイレクトメッセージ貰って、英語で会話してもらってます。

 あと、やっぱり趣味が同じだと話が弾むし、楽しい!

 

 みっちりと勉強したい人は、「週に1回、2時間くらい言語交換できる人希望」とか「論文を見てくれる人」とか「文章を直しあおう」とか自分の学習目標や目的を、あらかじめパートナー募集段階で明記してます。これはこれで、最初にコンセンサス取ってあれば学習が進めやすくていいかと思います。

 ただ、条件を絞ることにはなるので、応募してくれる人が多少少なくなる可能性もありますね。

 ちなみに私は、「英語かアラビア語勉強したい。ネイティブスピーカーでなくても大歓迎、趣味は読書と絵を描くこと」みたいな事柄を書きました。勉強のペースとかについては、特に書かなかったので、結果的に色んな返信を貰えて楽しかったですよー。

 投稿して、しばらくドキドキして待ちました。すると、だいたい二日以内くらいに、幾つかメッセージ貰えます。色んな交流パターンが生まれました笑

 

【実例】言語交換といっても、色々ある~【体験談】

どんな人たちと、どんなパターンで言語交換してるのかお話しますね。

オランダという土地柄もあるのか、基本超ゆるゆるです汗

フェイスブックで友達になって、メッセージやり取りしたのみのケース

イラク出身の男の子

 まず、取り敢えずフェイスブックの友達申請してくる人。特にメッセージも送ってこないので、こっちからメッセージ送ります。「こんにちは!」「ああこんにちは!君が言語交換のグループに投稿してたの見て友達申請したんだよ」「ありがとう。どこに住んでるの?」「出身は?」「イラク。オランダに来てどれくらいになるの?」「まだ一か月だよー」「どう?生活は順調?」「うん、楽しいよ。そちらはどう?」

・・・などと、こんくらいやり取りしたところで、パタッとメッセージが途絶えしまいました・・・。彼は、日本語も少し出来るみたいで、日本に行ったことはないけど、日本人の友達もいる様子。

 そんなわけで、多少興味があって、とりあえずフェイスブック友達になっておこうと思ってくれたのかもしれません・・・。んで放っておいたのですが、最近ふいに一か月くらい経ってからメッセージ来て「ああごめん、この前返信するの忘れてた」。それでまたメッセージで一時間くらいチャット状態。

 その時に、大学のサークルに来週顔出してみようかなーみたいな話にお互いなりました。でも行った曜日が違ったのか会えなかった。

 すっげーゆるーいやり取りしただけですが、今度はサークルに一緒行こうとか、お茶しようとか、一回こちらから誘ってみてもいいかな~??という感触です。。

 

エジプト出身の男の子

「こんにちは!君にアラビア語教えてあげられるよ!」とメッセージくれた子。

しかし、「ありがとう!どこに住んでるの??」と聞くと、「エジプト。」

え。エジプトお!??会えないぢゃん…!

 ま、それ以前にまだ私アラビア語のabcも分らんわ・・・というわけで、「上達したら文章とか見てほしい」と言っておきました。フェイスブックで友達になってるので、とりあえずアラビア語の投稿は色々タイムラインに上がってきます。

 んで、これ不思議というか、大学の学生グループの言語交換の筈なんですが聞いてみると全然関係ない…。「オランダに住んだことあるの?」と聞くと「ないよ。・・・・・・・あ、でもそのうち住む」みたいな。

 フェイスブックグループって、基本外部から閲覧できるし、承認システムも、誰かグループの一員になってる人が、OKボタン押せばいいだけなんで、はっきしいって誰でも参加出来ちゃうわけなんですわ。

 私も何回か承認したことあるけど、学生グループなんか巨大すぎるし、とりあえず相手誰だかまったく分からなくても承認ボタン押しちゃってて、たぶん皆そうしてると思うので、外部から入り放題なんだな~。

 

この二パターンは、相手はそこまで日本語勉強に必死!ってわけじゃないのですが、なんとなーく日本に興味あって、「友達になってもみてもいいかな~」てな感じのノリでメッセージくれた感じです。

カフェで一回会ってお喋りして、もう一回会おうか?ってパターン

 アートスクールに通って脚本書いてるって男の子。スリナム(南米大陸の北にある小さな国で、昔オランダの植民地だった)出身でアメリカで暮らしたこともあるらしく、英語とオランダ語がネイティブレベル。

 日本に興味あってかつ、私が文章書くの好きってとこにも興味もってくれたらしい。

 広場のカフェで待ち合わせ。

 どきどき。東洋人は少なくて目立つので、すぐわかる。

 日本人にはほぼいない体型。背が高くて(190cmくらい?)、めっちゃ腕にも筋肉ついてて・・・ちょっと怖い??

 本当、日本人は世界的に見て華奢なんですよね。

 しかし席に座ってからは色々話が弾んで楽しかった!カフカが好きだとか、互いの好きな本の話したり、三つの職業を掛け持ちしているという彼の話を聞いたり(オランダではパートタイムで色んな職業を持つのが珍しくない)、オランダと日本の働き方の違いについて話したり・・・。

 「楽しかった。また会おうよ!」と互いに言いつつ、なかなか時間が取れず会えてないー・・。あと向こうは、基本的に日本語を勉強したいってよりは、お喋りを楽しみたいってノリなんだと思う。彼はもう働いてるので、あまり頻繁に誘ってもわるいよなーと思いつつ、そろそろ誘ってみようかと思い中。

 カプチーノとミントティー奢ってもらったから、今度は私がおごらなくちゃだし。

 

これからも色々遊びに行こう!ってパターン

 イタリア人とイギリス人のハーフの女の子。中国に、英会話教師で行こうとしている。だもんで中国語の言語交換パートナーを探していたけど、私の本好きというプロフィールを見て、連絡くれた。日本語は勉強してないので、カフェとかで会って英語でお喋りしてくれている。

 女の子というよりは、きれいなお姉さんって感じの彼女。わたしよりは、だいぶ年下なんですけどね汗 西洋人って、本当に大人っぽくみえる人が多い。

 この子は、現代美術が好きとか、インディー映画が好きとか、色々共通するところがあって、わりと深い話もできて、貴重なお方です。

 今度一緒に映画とか美術館行こうと話してます。中国に行くまでは、特にすることがない猶予期間みたいで、わりと話してくれる余裕があるようだ。

授業の後とかに、カフェで言語交換してくれるパターン

 一番定期的に英会話してくれる可能性が高いのは、やはりアジア・スタディーズを勉強してて、日本語も学習している子たち。

 なぜかイタリア人が多い・・・。イタリアでは今日本文化が人気らしい。

 最初にメッセージくれた子は、語学マニアみたいで、アラビア語、トルコ語、日本語、中国語、と色々勉強してた。二回くらい授業の後にあったのだが、1、2時間経つと何か申し訳なさそうにして「ごめん、そろそろ勉強しなきゃだから行かなくちゃ・・」とソワソワ立っていく。

 二回目には「日本語もっと勉強したらまた連絡するね」的なことを言っていた。あれ、忙しいのかな~??と思い、それからお互いに連絡を取っていない・・・。

 たぶん、トルコ語の勉強が忙しいのだと推測する。それか、他にもっと相性のよい日本人が見つかったのか、なんとなく合わないと感じたのか??謎である・・・。

 しかしまあ気にしても仕方ない。外国人の場合、まず言葉がうまく通じないし、文化背景も違うのであれこれ詮索しても仕方ないのである。会える時にまた会ってもらえればいいかな、くらいの気持ちでいる。

 こういう、テイク・イット・イージーな気持ちは、相手が日本人の時にも忘れずにいたいなあと思ったりする。

 そしてなぜか、この子の友達が、なんか成り行きで声かけてくれるようになり、1週間に一回くらいのペースでお喋りできたらいいなあ、と思っているところだ。先日は、お食事会にも呼んでくれた。

 ドイツ、ギリシャ、イタリアからの人々と、その子のご両親がイタリアから遊びに来ていた。ヨーロッパ人の若者の早い英語にはついていけず、もっぱら聞き役でたまに話す程度だった私だが・・・。

 イタリアは今若者の失業率が高いらしく、政府も全然対策を取ってくれないと、嘆いていた・・・。

 

スカイプで言語交換のパターン

もう一人は、昔オランダに住んでいて、今はイタリアにもどっているというイタリア人の女の子。日本語と韓国語を勉強しているとのこと。

 スカイプ使ってでも言語交換しよう!っていうのは、やっぱりモチベーションが高いみたいで、この子とは30分英語、30分日本語オンリーで、割ときちっとしたスタイルで言語交換している。だいたい週に一回で、毎回、次回のアポイントメントを取る感じ。

 

まとめ

 語学習得目的から、もっとカジュアルに、たまにつるむ友達をつくる、みたいな幅広い用途で、みんなフェイスブックグループを利用してるみたいです。

 少し心細いのは、お互いの予定や意志次第ですから、突然連絡取れなくなったりすることもあるだろうな、ってこと。まあでもそれが気楽さでもあるかもしれません。

 友達を作るにも「言語交換」っていう口実ができるから、相手を誘うハードルも低くなるんですよー。相手の文化とか就職事情、恋愛の話とかも聞くことができるし、日本とは違う色々な点を知ることができるのは、楽しいですよ。

 とりあえず私も「テイクイットイージー」に構えて、一週間に2人くらいに会うのを目標に、その都度声をかけてみて、それが続けば良いし、なかなか会えなくなってきたら、また言語交換グループにパートナー募集の投稿を再度出してもいいし・・・ってくらいの、リラックスした感じでやっていこうかなあと思ってます。

 レッツ、脱力系国際交流!

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