突然ですが、私はオランダのトイレが好きである。
そして、オランダ人の国民性も、色々トイレにも表れている気がするのである。
その国のトイレが好きならば、その国も好きになれる。
これはいい尺度になるかもしれません笑
そんなわけで今回は、オランダのトイレ事情について語ってみたいと思います!
なぜオランダのトイレが好きか。
広い!
オランダ人は平均身長が世界でもトップクラスの国なので、あらゆるものが、贅沢にゆったり空間を取って作られている。
トイレも例外でない。個室は日本のよりも大抵広くて落ち着ける。
清潔!
日本人も綺麗好きで知られているけれど、実はオランダ人はそれ以上に綺麗好きなのではないかと思っている。トイレの床にもチリ一つ落ちていないし、臭いもほとんどしない。
(ただ、オランダ人男子によると、それは女子トイレじゃないからか?との話も・・・。男子便所はヒドイとか嘆いていた。そして、一回間違って女子トイレに入って、あれ・・なんかここのトイレきれいだな・・・とか思ったという)
日本のトイレみたいにウォッシュレットや暖房便座、センサーで水を流せるなど、ハイテク設備はないものの、(日本の、快適なトイレに対する情熱は世界的に有名である・・・w)とても快適。
水を流すボタンが恰好いい!
一番好きなのは、水を流すボタンである。日本だと、ちんまりした丸いボタンやら、レバーを押し下げるなどが主流だけど、オランダのボタンはなぜか、どでかい。
ボタンっていうよりかは、パネルである。これも色々種類があるんだけど、例えばこんなの。
下の半円は便座の蓋なので大きさのほどが分かるでしょーか。この下半分をベッコン!とダイナミックにプッシュするのである。なんか気持ちいい。
しかも、触る部位が集中していない分、手垢が拡散しそうで清潔な気がする。力もそんなに要らないし。
わたしは潔癖症のところがあるので日本だといつもティッシュごしにレバーを押し下げている。これなら手の甲とかで押せるな。。
これもまた、どでかい水洗ボタンですが(大きい方は紅茶皿くらいの大きさ)さっきのパネルとはまた違うタイプです。どうやら小の時は小さい方を、大の時は大きい方の丸を押すようになっているようです。
それから、こういうタイプも。学生寮のトイレ。一見何もないので焦るのですが、貯水槽の上に、こういう四辺形の切り込みが入れられています。
これの下の先っちょ部分を押し下げると水が流れるようになってます。
面白いのは、水を流すと真ん中の丸い部分が、円筒形にニューっとせり上がってくるんですが、この円筒形のものを下に押し込んで戻してやると、水が止まる仕組みになってるんですな。
なので、あらかた流れたと思ったら、こいつを押してやることで水を節約できます。こういう水量をコントロールできる仕組みはエコでいいですね。
デザインが斬新なこともあり。
これは、大学構内の女子トイレの扉ですが、でかでかとスカートを履いたトイレマークが・・。別にこんなにでかくなくてもいいんですが・・笑
そして、縦長の窓から少し見える通り、中の壁面も、トイレマークで飾られています。でもバランス感覚が見事で、かっこよくレイアウトされてるのは流石ダッチ・デザインで有名なオランダだけある。
これも、大学構内の女子トイレの扉。こんなにたくさんキスマークが・・・!ダイナミックー。そして派手。他には、ハイヒールバージョンとか、男子トイレには、帽子やパイプなどのバージョンがありました。
これは喫茶店のトイレの入り口です。天使の像がついてて、ランプも飾られていてよい感じです・・。
オランダの街中でトイレに行きたくなったら、どうするべきか。
男性の場合は、立小便器あり
ちょっとしたカルチャーショックとしては、オランダでは街中に、立小便器が設置してあるところがあります。しかもこれ、全然仕切られてないし、人通りもそれなりにあるところなんで、通行人が見ようと思えば見れちゃいます・・・。
この簡易トイレは、フェスティバルの時などにも、街角に設置されます。
喫茶店や商業施設を利用
日本と同じですが、喫茶店に入ったり、駅ビルなどのデパートに入れば、トイレが設置されていることが多いです。ただ喫茶店だと、御茶代もかかっちゃいますよね。
そんな時は、マクドナルドが便利です。マクドナルドだと、別に注文せずとも店内に入っていって、トイレだけ借りることができるので。
それか、図書館などの公共施設を利用です。
また市役所などのトイレを借りる手もあります。
トイレに入るのに鍵を渡されることも。
市役所のトイレを借りる時は、受付の警備員さんに言うと、ホテルの鍵みたいなトイレの鍵を渡されます。これを持って個室に入って、用を足したら、また返却します。
・・・なんでこんなに厳密なのか謎だったんですが、たぶん犯罪防止なのかもしれません??
オランダのトイレットペーパー
オランダのトイレットペーパーの、日本のとの一番の違いは、その幅です。日本のより幅が狭いんです。4分の3くらいでしょうか、でもこれって紙の節約になるし、エコだからなかなか良いなあと思います。それから、香りが付いているのは少ないように思います。
また日本のトイレと違うところといえば、ある程度古いアパートなんかだと、電気のスイッチが、紐式になってるくらいでしょうか・・。日本だと、古いトイレで水を流すときに紐を引くタイプがありますが、ああいう感じの紐が天井から下がっていて、それを引けば電気が付きます。
まとめ
そんな訳で、わたしの好きなオランダのトイレ事情について書きました笑
トイレから見えるオランダ人の国民性とは、こうしてみると、まず「キレイ好き」で「ゆったり広々した空間が好き」、そして水量を調節できるボタンがある点や、トイレットペーパーの幅が狭い点からは「合理的」「節約好き」「エコロジー意識高い」、そして鍵付きトイレがあるのは、「治安にも気を配るしっかりしたところがあり」、だけど、野外吹きさらしトイレがあるところからは「裸に寛容で、どこかゆるい。リラックス」、こんな感じの国民性が読み解けるんではないかと思いますよ!
トイレが好きならその国も好きになるというのは、言いえて妙かも・・??