オランダといえば、自転車が有名です!
実際、歩道、自転車道、車道と三つの道が用意されていて、もんのすごく、きちんと整備されてます!あまりに綺麗に整備されてて交通公園みたい!自転車用の信号まであるのです。
しかし、慣れていないと、とまどうことも多かったりします。とりあえず一カ月チャリ通学して把握したことなどをまとめました。
慣れてくると、本当に快適で、日本だと車にぶつかりそうになるわ、人を轢きそうになるわで都市部だとなかなかサバイバルな自転車事情ですが、こっちだと、障害物をいろいろよける心配もなく、スイスイ進めますぞ。
曲がる時はハンドサインが必須!
これが、なんか交通公園っぽいなあ、という習慣なんですが、老若男女みな、
自転車で曲がる時には、ハンドサインを出すのがオランダのルールです。
といっても、何も難しいことはありません。右に曲がる時は、右手を上げて、左に曲がる時は左手を上げればよいだけです。上げ方も人によってバリエーションがあって、とりあえず、示した方向に曲がることが人に分かればよいのです。
だいたい、斜め下方にすっと腕を伸ばします。人によっては、人差し指を立てて、あとの指は折り曲げて、何かを指し示すときの手にして、行く方向を指す人もいます。
止まる時は、特に何もサインの必要はありません。後方や周囲を確認して、停止します。
ハンドサイン忘れてると、地元の人に叱られるらしいですヨ・・。
夜間は必ず明かりを灯そう!
自転車には、ふつう標準装備で前にも後ろにもライトが取り付けられています。日本の自転車だと、前輪との摩擦で電気を得るもので、ガーガー五月蠅い(うるさい)し、ペダルが若干重くなる気がしてうっとうしいものですが、オランダだとその面倒はありません。大抵が、LED式ライトで、ライト上のボタンをぽちっと押せば、それで点灯します。
後輪の方についているライトは、バイクの後ろについてる赤い反射板みたいな形状で、まああれがそのままライトになった感じです。これもボタンを押せばそれで点灯します。ボタンは下の横あたりが基本位置。
聞くところによると、夜間無灯だと、罰金取られるらしいので気を付けましょう・・・。
自転車道はバイクも一緒に走っている。
道路は、車やトラックが走る車道、一段高くなった歩道、線で区切られたり赤や黄色に塗られている自転車・バイク道の三種類があります。
なんで気を抜いてふらーっと走ってくると、後からバイクがパパーっと脇を通り過ぎてくこともあるので、お気を付けあれ。とはいえ、ごっついライダー系のバイクは少なくて、おじちゃん、おばちゃん、時にはおじいちゃんおばあちゃんが、結構ファンキーにバイクにまたがって買い物に出かけてたりするのです。
また、大きな道路が走っているところでは、自転車道と車道が、植え込みなどで完璧に分かれているところもあります。慣れてないと、うっかり車両専用道路に迷い込んでしまうこともあるのですが、危険なので引き返しましょう・・・。地元の人が車の窓開けて、プップー。「こっち来ちゃだめよ」と教えてくれるとは思います。(体験談)
↑こんな感じで、ちょっとした林間道路みたいですが、これチャリ道路で、木立ちの一本向こうは幹線道路で車がビュンビュン走っております。
基本的に右側通行
すれ違う時は、右側を通行します。また、道路の両脇に自転車道があって、かつ自転車道が一方通行の場合は、道路の右側にある自転車道を利用することになります。
双方向車線の自転車道(真ん中に白い線が描いてある)の場合は、道路のどちら側でも大丈夫です。
自転車用の信号と歩行者用の信号と車用の信号がある・・・!
慣れてないと混乱しやすいのがこれ。歩行者用の信号(人型マーク)が赤でも、自転車用の信号(自転車マーク)が青だったら渡って良かったり。大きな道路では、車用の大きな信号の脇に、自転車用の小さな信号が立っていたりもします。
ここら辺は、地元の人の動き方を見習って勉強してますな。
チェーンロックは必須!
自転車がポピュラーなだけあって、盗難件数もかなり多いようで・・。普通の、タイヤのスポークのとこにかける小さな鍵以外にも、チェーンロックは必須アイテムとのこと。このチェーンロックがあれば、街のちょっとしたフェンスだとかポールに結び付けておけるので、便利です。
どこかに固定しなくても、単にスポークに通してロックしておくだけでも効果はあるかと思います。
短期滞在なら、レンタルサイクルも便利。
自転車は、即日だけじゃなくて、数カ月単位でリースできます。例えばライデンの街だと、easy fiets というお店が有名。(fietsというのは自転車の意味)
良いのは、壊れた時の修理代も含まれているし、もし盗まれた時でも、お店にいえば新しい自転車を支給してくれるとのことで、利便性は高いのです。
わたしも買おうかどうしようか迷いましたが、帰国時に売ったりする手間や、万一パンクした時のこととか考えて、レンタルにしてます。
基本料金は、1か月36ユーロ、六か月81ユーロ、一年で108ユーロでした。
子ども座席はシャベルみたいなでかい木の器!
荷物運びように上の画像のように、前方に木でできた箱やシャベル上のものが付いている自転車があって、よくここに小さな子供(1~3歳?)をのっけて走っている、お母さんお父さん見かけます。日本の子供用シートみたいなのって、見たことありません。
なんとも開放的ですよねー。
いつの間にか、自転車に広告がつけられていることも!
オランダならではの面白い広告だな~と思ったのがこれ。
しばらく気付いてないで、そのまま付けて走ってたと思うんですが、ある日気付いたらなんかカードみたいなのが、後輪の柱に洗濯ばさみでくっつけられてるじゃありませんか!
げげ、駐輪禁止のとこに止めちゃってて、警告カードか何かかな!??と思って裏をかえしたら
ん?は、ハーレー・・ダビッドソン・・・!??
裏側の言葉はグーグル翻訳使ってみたら「サウンドは知っている、そして次は物語へ・・・」というキャッチコピーでした・・!
要は、ハーレーのエンジン音をあなたはすでに知っている、そして今度はバイクにまたがって物語を発見する番だぜい!ってことですな。
自転車大国ならではの広告の仕方ですね。
自転車専用の荷物袋が売られている
オランダの自転車には、前かごは標準装備じゃないのです。(かごがある位置に大抵ライトが付いている)そんなわけで、人々は写真のように、後輪の上にぶら下げる荷物袋を買います。らくだとかロバにひっかける袋みたいですね。両サイドに荷物を積み込めるようになってます。無地からお花柄まで、色んな模様のレパートリーが揃っているので、ここで個性を出せますな。
個性といえば、前かごに、藤で編んだピクニックバスケットみたいな、大きなバスケットつけてる人もいますし、ハンドルのところに、造花をからめて可愛くしてる人もいたりします。
あと、良くカスタマイズのベルも売られてます。フルーツの形してたり、色々と可愛い。自転車の形や種類自体も日本より豊富です。
オランダ人はやはりチャリでの芸当が上手そうだ
両方チャリに乗ったまま、手をつないで走ってるカップルがいたり、両手離して何か作業しながら自転車とばしてる人がいたり、あと二人乗りも特に注意されません。
あと目立つのは結構シニア世代が元気に自転車で走ってる姿。夫婦で連れ立って颯爽とチャリで走ってるのをよく見かけます。
オランダは土地が平坦で起伏が少ないから、おじいちゃんおばあちゃんでもサイクリングしやすいってのもあるかもしれません。
彼らがゆっくり走ってると、授業に遅れそうなので、たまに抜かしていったりしますが、微笑ましいです。
あと女性のパンツスタイルが多いのも、自転車が身近な移動手段になってるからってこともあるかもしれません。