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大学職員への転職に必要スキルや年齢制限はある?民間企業との違いは?(SE、メーカー、銀行などから、転職者ぞくぞく!)

 

Dorothy Whidden alphabet illustration


 

 こんにちは。大学のフルタイム職員として働いていたことのある管理人です。

さて、民間の一般企業で働いている人の中には、転職先として大学職員を考えている方もいるかと思います。

 やはり、安定していそうだし、雇用環境もわるくなさそうだし、有休だって、ちゃんと取得できて・・・ワークライフバランスも、しっかり取れそう!

 レジャーも家族生活も、しっかりと楽しめそう!

・・・だって、大学時代に見ていた職員さんって、なーんか暇そうだったもん!!

なーんて。

 

 確かに、民間の残業土日出勤あたりまえのブラック気味の企業に勤めるのに比べれば、大学職員は、こうしたメリットはあることが多いと言えるかと思います。

 でも実際に、転職できるの?年齢制限とかある?

 何か持っておいた方がいい資格とか、有利になるスキルって何?

という疑問もあるかと思います。

 そこで今回は、民間企業からの転職について書いてみようと思います。

 

 

実際、民間企業からの転職組は多かった。

 私の経験では、民間企業からの転職組は、相当に多かったです。新卒よりも、むしろ多いくらい。

 業種も様々ですが、中でも多かったのは、システム・エンジニア、IT、SEとか、こういった人々です。まあ、この業界の残業の多さは有名ですので、そうした労働環境に嫌気をさす人々が多かったのかもしれませんが・・・。

 そして、派遣会社、メーカー、銀行から・・・という、そういう比較的堅実な業界からの転職者も多かったです。

 逆に、大学職員から転職して出ていく人たちもいますが、たいていが、上級公務員試験に受かって、というパターンですね。県庁とか、そういうとこにうつるパターンです。(どちらが働くのにいいのかは、なんとも不明ですが)

 

 そして年齢は、国立大学法人の職員採用試験では最高齢の29歳までいました。今は、統一試験ではなくて、その大学独自の試験を導入しているところも増えてきていて、そういうところだと年齢制限は、もっと撤廃されてきます。30代なら全然オッケーというところも多いでしょう。

 そのかわりフルタイムで年齢が高いとある程度のスキルを求められる可能性はあります。即戦力採用ですね。

 

転職組が派遣される部署は?SEからの転職者はどこへ?

 大学の人事は、民間企業とは違って、まだそれほどは適材適所という考えはされていないところもあります。

 また、大体2年半、3年から長くて5年ごとぐらいには、必ず他の部署(またはポジション)に移動になることも多いですので、あるところにいっても、また全然畑違いのところに行きます。基本的にはスペシャリストよりもゼネラリストが要望されているといえます。

 ですが、スキルや前職によって、割り振られることがあるのも事実。

 例えば、SEなどIT業界出身者は、システム系の部署に配属になることもよくあります。なので、もうコードとかいじるのやめた!と思っても、気付くとまた、似たようなことをしている場合も・・汗

 

大学での、コンピューターシステム系の仕事内容

 ただ、大学内のシステム系の仕事といえば、プログラミングするとかは、基本的に少ないといえるでしょう。

 ではどういう業務かというと、基本的には大学ホームページの管理です。正確にいうと、サーバーとか各業務システムの管理です。

大学のホームページというと、外部からはいわゆる大学のウェブサイトが見えると思いますが、このほかにも、大抵幾つかの業務システムが稼働しています。

 旅費精算システム、勤怠管理システム、学内メールサーバー、経理システム、学務システム、などなどです。

 今はほぼすべてがコンピュータ統御されていますので、あらゆる面にシステムが関与していますね。

 図書館の貸し出し、出張旅費の支給計算システム、履修登録や学籍・・・などなど。

 

 ただ、こうした多数あるシステムのうちを、情報課がどこまで担当しているかは、大学によると思います。学務は教務課、経理システムは経理課が担当して管理しているケースもあるかと思います。

 そうすると、大体一般的な、学内メールサーバや、ワーキングポータルサイトなどを、情報システム課が管理することが多いかと。

 なので、こういうサーバやサイトが落ちると、即効情報課に「落ちてます!」という電話がかかってきて、その対応を、IT会社さんと一緒にすることになると思います。

 あとは、大学が何か新しい業務システムを導入する時に窓口になったりなど・・・。

そういう新規導入の際には、えてして色々不具合が起こりがちなもので、忙しくなるかもしれません。

 まあしかし、仮に忙しくても何年かすれば、また違った部署に飛ばしてくれるとは思います。

 

他の転職組の行き先部署は?

 その他については、そこまで決まってません。銀行系だと財務会計、女の子でオジサン転がしがうまい(笑)人は、秘書室とか総務部とかに配属になる可能性はあります。

 あとは、一番スキルと配属部署の密接性が高いケースとしては、やはり語学力があります。英語が上級で使える人だと、国際課などに回される可能性は極めて高いです。

 まあただ言えるのは、もし前職を考慮して、また同じような関連する仕事をしなくてはいけないのが不服なことがあったとしても、何年か我慢すれば、違う分野にいかせてもらえる可能性が高いことです。

 たとえば司書や、施設課など専門分野での採用が行われる場合は、この限りではありませんが・・・。

 

大学職員への転職で有利になるスキルは?

 では、どういうスキルや能力スペックがあると、大学職員への転職は有利になるでしょうか・・・。

・・・それは、やっぱり・・・

 

1、英語!

 

・・・です。

グローバル化が進む現代ですので、他業種で英語人材が求められていると思いますが、大学も例外ではありません。

 大学といえば、結構海外とのやり取りは多いものです。

外国の研究者が招へいされたり、交換留学プログラムが立ち上げられたり、教員が海外に出張に行ったり、海外大学を視察に行ったりなどなど・・・。

 なので、英語の書類を目にする機会は多いですし、留学生と話す機会も出てきます。

 

 TOEICやTOEFLの得点が高いと、外国人対応ができると思われて喜ばれます。

しかも、本格的にペラペラ英語で議論が出来るほどのレベルではなくても有利に働きます。もちろん国際課など、インターナショナルなことを専門に扱う部署だと、エキスパートな英語力が求められることが多いですが、そうでなくても、外国の航空券を見たり、留学生と簡単な会話をできる程度の英語力でも重宝はされるのです。

 なので、大学職員の採用試験の前に英語力を上げておくのは、一つの手かと思います。

 

 その他にアピールできそうな有利なものというと、やはり今の時代もありますね、

コンピューターに詳しいと、一目置かれるかと思います。

 どこの部署でも、コンピュータを使いますので、多少システムのことやメンテナンスのことが分かっていると重宝されます。

 

狭き門かもしれませんが、最後はめぐり合わせ!

 大学職員というと、応募倍率も高いことが多いとは思いますが、正直本当に最後はめぐり合わせだと思います。補欠合格で入れる可能性もありますし、たまたまその時の人事担当とフィーリングが合ったとか、そういう事態もあります。

 とりあえず応募するだけしてみるのは良いことではないかと思います。

  

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