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大学職員になるメリット・デメリットを公開!(^^)!安定性や、やりがいを経験者の視点から。

25th Anniversary Celebration

 こんにちは。

 元・大学の正規職員をしていた管理人です。大学職員の仕事に興味のある方も、ボチボチいらっしゃるみたいなので、メリットやデメリットなどを本音で語りたいと思います!

 ただ、注意点としましては、大学と一口に言っても、やっぱり各大学で全然条件は違うだろうということです。すごくマイナーで、定員割れしている大学から、超有名大学まで、色々あって、待遇も様々だと思います。

 最近はソフトバンクのサイバー大学など、ネット大学まで設立されていますからね。

 

 あくまで、某国立大学法人の職員のことと思ってください。友達が私立大学に勤めているので、聞いた話なども入って来るかも分かりませんが・・・。

 

 

大学職員になるメリットとデメリットは?

  まず、大学職員になるメリットですが、ちょっと箇条書きにしてみることにします。

  1. 福利厚生がしっかりしている
  2. 安定している
  3. まったりできる(時もある)
  4. 仕事上のノルマがない
  5. 客商売ではない
  6. やりがいを感じられることもある
  7. 図書館が使える
  8. 学食が使える
  9. 最新の研究データを垣間見ることができる
  10. 若い学生さんのエキスを吸える(?)
  11. 季節感を感じられる

 こんな感じで、順不同ですが、色々挙げてみました。

 

福利厚生が良い大学が多い。

まず、福利厚生は、結構しっかりしているところが多いと思います。

基本給のほかに、住居手当、通勤手当、地域手当などが加算されます。

(地域手当というのは、物価が高い地域に配属になった場合に、少し上乗せされる額です)。

 

 それから、有休も年間30日くらいはつきます。民間企業だと、有休がついていたとしても、なかなか取りにくいことが多いと思いますが、割と抵抗なく取れます。

 繁忙期でなければですが、年末年始や大型連休などには、普通の休暇とあわせて、10連休くらい取る人も、ちょくちょくいますし、特にうざがられたりもしないです。

 

 それから産休、育休もあわせて3年くらいは貰えますし、その後の職場復帰もスムーズです。男性で育休を取る人も、結構います。

 また、大学によっては、教職員宿舎を保有していて、民間よりも格安で住める場合があります。

(・・・その代わり、格安の宿舎は、超ボロイと思った方がいいです・・・コンクリート建てで築40年くらいとか、見た目廃屋のように見える物件もあります・・。順次、改修工事もしてくれるとは思いますが耐震基準がちょっと心配だったり。

 しかしそれでも、マイホーム購入費用を貯めるために、古い宿舎に住む教職員も結構いるものです)

 また、語学研修の機会が設けられていたり、TOEICやTOEFLの受験に援助が出たりということもあります。

 それに、出張で先生方が海外や国内の大学に視察に行くときは、一緒に行けることもあります。もちろん業務で行くので、そこまでゆったりはできないですが、海外の雰囲気を味わって、ちょっとだけ旅行気分を味わえますよ。

 

安定しているから離職率も低い

 これは大学によるので、何とも言えないところもありますが・・・。現在すでに定員割れを起こしている大学は多く、この先、統廃合される大学というのは必ず出てくることと思います。

 本当に、数年先の存続が危ぶまれている大学だったら、新規の職員募集は行っていないと思いますが、今安定していても10年先は分からない大学は結構あるかもしれません。

 ただ、そこそこ名の通った大学であれば、簡単には潰れないかと思います。

 

 なので、離職率はかなり低いです。

 例え、「もう辞めたい・・・」という状況に立ち至ったとしても、身分の安定を考えて、やっぱり勤め続ける人というのも、かなり沢山いると思います。

とりあえずなんとか日々仕事をこなしていれば、身分は保証されていますからね。

 

客商売ではないので、まったり出来る

 それから、まったりゆるく働ける側面もあります。

 というのは、やはり客商売ではないからです。・・・今は、大学全入時代なので、少しずつ意識が変わってきて、「顧客志向」というのを重視するようにはなってきていますが。

 特にマイナーな大学は、客商売意識を持たないと、生き残っていけない時代が来ています。

・・・とはいえ、やはり、何かを売って、利益を出さないといけない民間企業とは心構えが違ってくるところは事実です。

 例えば営業職が顕著かもしれませんが。自動車や教科書、不動産・・・なんでもいいですが、こういうもののセールス営業をする場合は、自分がどれだけ売ったかが、思いっきりお給料に跳ね返ってくるかと思います。

 その分稼げる時はいいのかもしれませんが、プレッシャーも大きいのではないかと思います。

 こういった営業ノルマみたいなものが基本的にはないので、その点は、のんびりした気持ちで仕事が出来るかもしれません。ただ、パワハラ上司などがいた場合は、お客さんではなく、この上司に異様に気を使うはめになることもあるかもしれません。

(ただそれは、どこの業界でも一緒ですね)

 

やりがいを感じられる

 ある程度は、仕事のやりがいを感じられると思います。

 先生たちがしている研究は、理系であれば直接世の中の役に立ちますし、文系でも直接・間接に世の中の役に立ちます。(いちおう、そういう前提です・・笑)

 そして、事務方の仕事といえば、大きな部分を占めるのが、その先生達の活動をかげで支えることです。

 仕事自体は、伝票切ったり、書類を作ったりと。まあ地味なんですが・・・。なんとなく、やりがいはあります。

 それに、学生さんが過ごす場所でもありますので、将来を担う若者が育っていく場所(??)にいられるというのも、やりがいを感じられるところです。

 

図書館や学食が使える

 大学の豪華な施設を、かなり自由に使えるというのも、メリットとしては大きいと思います。学食があれば、夕食もそこですましてしまえば、節約できます。

(毎日だと飽きますが・・・)

 それに本が好きな人だったら、蔵書量の多い大学図書館で本を借りれるというのは、なかなか良いポイントです。

(働いていると、家に真っすぐ帰りたくなるので、あまり寄らなかったりしますが)

 あと、グラウンドで休み時間にジョギングやテニスしたりできます。

 

 また、大学は大抵の会社よりは、敷地がとても広いです。

なので職場も空間的にゆとりを持って、ゆったり作られていることが多いです。普通の会社よりも、人口密度が低いです。

それから、大学にもよりますが、緑も結構多いので、ふとした時に、ちょっと散歩したりすると心が癒されます。

 

その他のメリット

 先生達の研究の申請業務や報告業務などで書類を扱うこともあるため、じっくりと論文を読んだりは出来ませんが、「今、大学ではこんなことが研究されているんだな~」などと、最先端の事例を知れますので、好奇心が刺激されます。

 あとは、まだ瞳が濁っていない(笑)、10代の若者が闊歩しているのを見ると「可愛いなー」と和んだりします。

 大学の敷地は、春は桜、夏は若葉、秋は紅葉・・・そして入学式や卒業式など、季節がめぐっているのを、割とはっきり感じられることが多いです。

 

それでは次に、皆さんお待ちかねの(??)デメリットです。

同じく箇条書きにしてみます。

 

 

  1. 激務になる時もある
  2. 仕事自体は、比較的地味である
  3. 神経質、パワハラな上司がいることもある

 

 あれ、デメリットが意外と少ない!(何で大学職員辞めたんだろ自分・・)

 

しかしまず、イメージと違うかもしれないのは「意外と激務」ということです。

 

大学職員は意外と激務。

部署によって違いますが、帰りが夜中2時になったり、10時になったり。そんなこともあります。もちろん毎日ではないですが・・・。

 部署ごとに、忙しさが結構違うので、多忙な部署に配属されると、何年かたって異動になるまで、辛抱が必要です。

 こういう時は、「辞めたい、辞めたい」と行っている同僚は、はっきりいって結構いました・・・。「もう限界」という言葉も聞きました・・・。

 

変な上司に当たると大変

 特に、パワハラ上司に当たってしまうと、結構辛いかもしれません。何しろ事務仕事。日本の手続き書類やお役所の書類って、やたら細かいじゃないですか・・・。

 それを仕事で扱う人達ですので、中には「細かくすることにプライドを持っているのか??」というほど、不必要に、どうでもいい細部にこだわる人種というのが生まれてしまうようです・・・。

そういう時は、うんざりしますね。

 あと、先生方でも、性格のぶっ飛んだ人の割合は、一般企業よりは少し多いかもしれません。そういう人と付き合うのは大変です。

(仲良くなってしまえば、意外と楽しいこともありますが)

 

仕事そのものは地味

 ともあれ、やりがいを感じられなくはないのですが、仕事自体はいたって地味です。ともかく、「事務員」です。

 一日中パソコンに向かったり、書類や伝票と向かい合ったりするのが主です。

 自分の創意工夫で冒険していけるような仕事とは違います。

 もちろん工夫は出来るのですが、やっぱり決められた枠の範囲内で、最大限効率良く動くようなかたちです。

出世すれば、新しい試みにも参加していけるとは思いますが・・・。

大きな大学や伝統的なだいがくは特に、保守的ですので、変化は嫌うかとおもいます。

 

 なので、起業家タイプには向いてないかな・・という気がします。

どちらかといえば、仕事一つ一つを丁寧にこなしていくのが好きなタイプに向いていると思います。

 

・・・というわけで、今回は大学職員のメリットとデメリットについて、まとめてみました。

 数えてみると、メリットの方が圧倒的に多いのですが、「辞めたくなる」瞬間というのはあると思います。

 やはり特に、激務の部署に入ってしまったり、人間関係ですね。でもそれは、どんな職場にも当てはまることではありますので、こう列挙するとメリットの方が多いのは事実です。あと、小さい大学だと、雑務を少人数で回さなくてはいけなくて大変な場面もあるかもしれません。

 一般的な例としてご参考にしてください。

 大学職員は、国立大学の場合は一斉採用試験がありますが、私立大学の場合は、バラバラに募集しています。各大学のホームページをチェックしていてもいいのですが、やはり求職サイトに上がって来る求人情報を見ているのが、漏れも少なくて効率的です。

 また、「教育系」で探していれば、大学だけでなく、各種専門学校の事務職などの求人もチェックすることができますので、意外な穴場求人が発見出来るかもしれません。

 

大学職員については、他にも色々以下のカテゴリでまとめていますので、ぜひ読んでみてくださいませ♪

english30.hatenablog.com

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