帰国子女でもない人が初めて海外滞在する時は、事前に勉強していってもやっぱり言葉に詰まるシーンって多々あると思います。特に、TOEFL対策などを通して、お堅い英語は勉強しても、本当に日常のちょっとした言い回しを知らなかったりして・・・。
そんなわけで、実体験に基づいて知っておくと便利な英語の語彙を集めてみました。あ、もちろんすでに英語ペラペラの人には、見慣れたフレーズばかりだと思いますんで・・そこんとこヨロシク。
1 What kind of…
行きの飛行機の中ですぐに学んだ便利フレーズ。キャリアアテンダントさんが「サンドイッチ如何ですかーー?」と客席を巡回してきたんですね。ちょっと食べたい・・・種類によっては・・。一体どんな種類のサンドイッチがあるんじゃらほい??う、しかし聞き方が分からない・・・とぐるぐるしてたら、隣に座ってた金髪のオランダ人少年がきれいな英語で「What kind of sandwitches?」と聞いてて、おおこれだ!といただいたのがこの語彙です。
それ以来、重宝しまくり。「どんなクラブに入ってるの?」「どんな雰囲気なの?」「どんな仕事なの?」などなど、ともかく、話されていることが、どんな感じのものなのだかを一般的に知りたい時に応用がきく、すごく便利なフレーズです。
2 Which way to go
これも、意外と出てこないんです!日本語だと、「どっちの方角に行けばいいのか分からない」「方向が分からない」と言いますよね。そのノリで「I don't know the direction」みたいに言うと「??」という反応をされてしまいます汗
「I don't know which way to go.」(道がわかりません)
「 Do you know the way? 」(行き方知ってる?)
「Could you tell me which way to go?」(道を教えてもらえませんか)
など、いろいろ応用がききます。留学先に到着してすぐは、まあ大体道に迷うかと思いますので。。笑。。覚えておくと便利です。
3 Shall we switch?
「交替しようか?」という意味の英語です。学生だと、一緒に作業したり料理つくったりする場面も出てくると思うんですよ。たとえばお皿洗いを、友達と替わってあげたい時なんかに、サラッとこの言葉が出てくると便利ですね。
4 make it
えらく簡単フレーズなのに、広範囲でいろいろ応用がきく便利な言い回し。
直訳すると「それを作る」ですから「何を作るんじゃい??」とか思っちゃいそうですが、
「時間に間に合いそう?」とか「なんとかなりそう?」「都合つきそう?」などという意味を表現できます。こういう広範囲な場面で「Can you make it?」と聞けばスマートでございます。
5 I'm just wondering...
何か質問する時に、ぶっきらぼうな印象を与えるおそれがある状況なんかで、やんわり何かを聞きたい時に便利です。
「ここには何かルールがあったりするのかしら?」とかいうふうに、あくまで自分の中で疑問に思ってることがあるんだけど・・というニュアンスで押しつけがましくなく、相手からの答えも引き出せるフレーズです。単純に「これってどうなってんのか疑問に思ってる」事実も、もちろん伝えられます。
6 Are you sure ?
「え、本当に??」「本気で言ってるの?」と聞き返したいときのフレーズ。
「このお酒一本まるごと君にあげるよ」みたいな恩恵を受けるときに「え、本当にいいの??」と相手の気前良さのへの認識と、聞き返しを伝えるときにも便利。
7 Do you happen to...
これも語調をやわらげる表現の一つですね。日本語でいうと「誰か定規持ってたりしない?」とか聞くときの「たり」に当たるかと思います。
Do you happen to know where he is ? (彼がどこにいるのか知ってたりしない?)
みたいな、少しやわらかめな聞き方になります。
8 works for
「都合がいい」ことをもっとカジュアルにいう方法です。
「Thursday works for me」(木曜日は都合がいいよ)といった感じ。
9 In fact 10 Actually
どちらも「実際のところ」「実をいえば」「本当にそうだね」みたいなニュアンスを付加できる言葉です。ついつい多用しちゃいがちな言葉かなーー。日本語でも「実際」ってわりと使うこと多いですよね。
11 Great 12 Nice 13 Perfect
すごい簡単な言葉ですが相槌によく使われますねえーー。日本でも「すごい」ってよく相手の言葉を受けて相槌的に使われますが、それよりも、もっと気軽にポンポン使われますねー。
パーフェクトは、スケジュールが一致した時やら、ちょっとした頼みごとを相手がうまくこなしてくれた時とか。グレート、ナイスは本当にいろいろ・・・。相手の専攻聞いた時とか、旅行の予定聞いたときとか・・。
14 It was nice meeting you
初対面の人と会って、別れ際に使うと好印象な挨拶。「お会いできて嬉しかった」というような意味です。標準的な挨拶だとは思うんですが、わりとほっこりしますね。
返事は「It was nice meeting you, too」みたいに返します。
15 same here
レストランで誰かが何か注文した時に「私も同じものをください」というのに使われます。その他にも、「今日はとっても楽しかった」に「私も!」というニュアンスで返すときに便利です。「me, too」よりは、ちょっとだけ洗練された雰囲気が醸し出せるかもしれません。
16 feel like
feel likeといえば、学校では良く「feel like ~ing」で、「~したい気分だ」という用法を覚えたかと思います。
でもこれ以外にも、I felt like coming home (故郷にいるような気分)とか、
It を主語にして、It felt like my life is a movie (自分の人生、映画みたいに感じる)など、~のように、~みたいに感じる時にも便利です。
I feel like a movie のように直接名詞をつけて、映画を見たい気分、といった表現もできます。
まとめ
英語の準備をしていても、いざ渡航してみると、カジュアルに使われる日常英語って、すらすら出てこないものです・・。ちょっとしたフレーズを覚えておくだけで、そこそこ会話がスムーズにすすみますので、ぜひアカデミックやビジネス英語以外にも、ほんのちょっとだけ取り込んでから海外に行くと良いかと思います。