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中国・韓国・日本の人々の違いってなんぞ?見分け方ってあるかな。【オランダ留学体験記】

Hu Jieqiong

 オランダでは、まず中国・韓国・日本から来た人々は、ここの人にとっては、ほとんど見分けが付きません。(というか、当人たちからしても、ハッキリ見分けられないケースが多々・・・)。そんなわけで、大体おおまかに「アジア人」として見られます。道を歩けば「ニイハオ」とか挨拶されるし汗。

 けど、一緒に過ごしていると文化の違いを色々感じることもあって面白かったり。今回は東北アジアの人々のあいだでの違いや共通点について考えてみることにします。

(なぜか韓国からの留学生とは、まだあまり巡り合わないので中国人についてが主。そしてあくまでオランダで留学生として他国の学生と交流したという、いたって限られた経験からの一個人の感想にすぎません汗)

 

西洋人から見た、日韓中の国民性の違いは? 

 

 アジア人ってパッと見た目じゃ何人か分からんよね~、という話のあと、イタリア人の友達がシェアしてくれたのが、この記事でした。

blog.gaijinpot.com

 

 これによると、三国ともお辞儀をするけど、現代中国では握手する方がメジャーになってきているとのこと。

 電車の中で、中国人観光客の声は、一マイルも離れたところからでも聞こえるけど、日本人と韓国人は不気味なほど静かにしている・・・という。

 ファッションにも違いがあって、日本人は「KAWAII」カルチャーをファッションにも持ち込んでいて、女子はミニスカとかショートパンツ、男子もぴったりした細見のパンツを好んでる。韓国人は、もっと色鮮やかな服を選ぶ傾向があるけれど、アジアンポップなファッションは共通。

 一方中国人は、もっと西洋のスタンダードに近い恰好をしている。Tシャツにジーンズなど。

 ・・・なるほどねえ。

 

ファッションの違いは?

 確かに、ファッションの傾向については当たっている気がする。韓国・日本の子たちは、オランダのシンプルシックファッションからすると、可愛らしい、ある意味では幼いような、ある意味ではコケティッシュな、どこかふわふわとしたワンピースやスカートを好んでいる傾向がある。

 中国人女子は、アメリカのスクールガールが着ているような、パーカーや短パン、Tシャツなどのカジュアルファッションか、大人っぽいのを好む子達は、シンプルでややセクシーなワンピースやパンツスタイルを好んでいる気がする。

 いわゆる森ガール系ファッションやら、お嬢様系の女の子らしさ爆発ファッションは、日本特有のものだろう。

 それからなぜか、中国人女子の眼鏡率はとっても高い。95%くらいは眼鏡かけている気がする。これは親が子供の教育に熱心なことと関係あるのだろうか・・?

 

声の大きさ

 これも当たっているかも(?)中国人女子は、はたで聞いていると超パワフルに喋りまくる。友達や彼氏とのネット通話の時間も長くて、お喋り自体がとても好きなんだろうと思う。

 そうですねえ、日本でいうと・・・大阪のおばちゃんって賑やかで有名だけど、大阪のおばちゃんがお昼時に盛り上がっている熱気を想像してもらいたい。あのパワフルさ。

 あのパワフルさを妙齢の女子でも発揮できてしまうところが違うかもしれない。しかもそれが何時間も持続するという・・・恐るべし・・!まー日本でもギャルがきゃあきゃあ騒いでたりするから、あまり一概に言えないかもしれないけど・・・。

 

中国の人は、イングリッシュ・ネームを持っている

 中国の人は、英語名も持っている。なので基本的に留学先では、この英語名を使っている。キャシー、ウィリアム、ジャッキーなど・・・。これは、もちろん戸籍名でなくて、あだ名のようなものらしい。

 外国に行くときに使うという。・・・というのは、中国語の発音が、あまりに外国人にとって難しすぎるので、本名を使うと、外国人がその名前を呼べなくて、もがくのである。

 うん、確かにむずかしい。ルームメイトの本名、見た目は超シンプルなので、頑張って発音しようと思ったのだけど、何回ためしても「うん・・・チョット違う」と悲しそうに言われてしまう。英語とはまた違う、独特な調音方法が必要なのだ。

 この反面、日本人の名前は諸外国人も発音しやすい。ぜんぶの文字が、母音で終わっているから、単純明快なのである。名前覚えてもらいやすくて便利である。

 

中国の人は商売がうまそう

 やはり、世界中でチャイナタウンを築くことのできる商売力は、彼らの伝統なのかもしれない。ある中国人の留学生男子は、オランダ粉ミルクや他の日用品を仕入れて、中国人向けにネットで売るという「インターナショナルビジネス(笑)」を展開している。おなじ留学生仲間の女子には、色々揶揄されていたが。

 中には、帰りの航空券代をこの「インターナショナルビジネス」で稼いで帰る学生もいるとか。利益率もとても高くて、40%とか、ときには100%にもなるという!

 というのも、中国は今、超富裕層が台頭している。このスーパーリッチな人々は、外国製の質の高いものであればお金は幾ら出しても買うという。

 まあ日本人でも韓国人でも、ちょっと目先のきく人は、こういう小商いに手を出しても全然おかしくはない・・。というか私もちらっとだけ考えてしまった笑

 オランダって可愛い雑貨やお菓子がたくさんあって、しかも日本の半額くらいの値段で売られている。だからオランダで仕入れて日本で売るという手もあるなあ・・・とかって・・・。雑貨屋さんに転向するのもいいかもww

 逆に言うと、日本の留学生は親のお金などでかなり保護されて送り出されているので、特に自分で稼ぐ必要を感じていないってことなのかもしれない。

 

中国の人は、いろいろ食べ物を餌付けしてくれる

 これは日本でも共通したところはあるけれど、中国ではお客さんのお腹をいっぱいにしてあげるという文化があるらしい。なので、少ないよりは、食べきれないほど多い方が良いという。

 ルームメートも、最初のうちは私に色々食べさせてくれた。

「お腹すいてない?オムレツ作ったんだけど、食べて食べて」とかって、お皿に盛ってくれる。

 

中国人女子は、日本人女子より野心がある

 これは社会背景が大きいだろう。中国では、たぶん一人っ子政策が長かったこともあって、ともかく子供の将来にとても期待をかけている。また学歴も重視されるみたいで、見ていると親からのプレッシャーはかなり大きそうだ。

 日本の場合は、大学入学まででプレッシャーはおしまいで、あとは大学生になったら遊び放題なわけだが、中国の場合は、大学に入ってからも、いい成績を取るよう、親からの期待はゆるまないそうだ・・・。

 そして日本はジェンダー平等指数が144カ国中、118位と先進国では圧倒的に低い。女性の実業家や管理職の割合は、中国の方が高い。

 昨今、ますます女性が中国社会で重要な役割をするようになってきてるという。なので、女の子でも、出世しようとする意識はかなり高いようだ。これは、男性優位社会を引きずりまくっている日本とは結構違うところだろう。

 親も、たとえ子供が娘であっても、社会的に高い地位や、良い収入のある仕事についてくれることを望むそうだ。日本の親の場合は、女の子の場合は、ともすれば「結婚してくれればいい」という感じなので、だいぶスタンスが違う・・。

 また労働環境の劣化から、日本の女子大生の間では高学歴でもますます専業主婦志向が強まってもいる・・・。(でも稼いでくれる旦那を見つけないかぎりは、やっぱり見果てぬ夢だと思うけれど。現実的に専業主婦が難しくなりつつあるからこその、専業主婦願望だと思うケド)

 

中国人といっても、一括りにできないぞ!

 アプリで、超初級の中国語(マンダリン)を学習してみたので、試しに中国出身の男の子に話しかけたところ、「僕は広東語の地域、香港から来たから、マンダリンについては詳しくないんだよ」といわれてしまった。

 香港はながくイギリスに支配されていたこともあり、中国本土とは違ったカルチャーを持っていて、香港人は香港人としてのアイデンティティーを持っていて、それを誇りにしているところがあるようだ。

 香港人は英語がうまいし、クリスチャンも多そう。確かに、香港出身の人は、なんというか洗練されたシティーボーイみたいな人が多い印象。トイレなどの公共施設も綺麗に使うみたい。

 

じゃあ、アジア人の共通点は?

 夜に弱い

 欧米の学生は、なぜか知らんがやたらと夜に強い。彼らはフクロウである。飲み会や学生サークルの集まりの開始時刻はだいたい夜20:00からだし、オリエンテーションウィークの公式パンフレットに、ダンスパーティ22:00から朝の3:00まで、とか普通に書いてあるのにはたまげた。

 夜更かしが文化みたいなのである。このせいで、早寝型のわたしは、何度行きたいイベントが夜遅くに開催されるあまりに、いけなくて涙を飲んだことか・・・。

(花火が夜11時から打ちあがるとかもアリ汗)

 概して、中国の人も韓国の人も、夜更かしはニガテな人が多いみたいで、結構早くに切り上げていた。

 仲間意識が強い

 よくもわるくも。良くいえば団結力がある、わるくいえば「群れる」ってやつです。同じ国の人同士で行動しやすい。

 どこの国の人にもそういう傾向はあるけれど、アジア人は特に顕著な気がするなあ。これについては文化背景もあると思うのだけど、それについてはまた今度・・・。

 

まとめ

 見た目はほとんど同じでも、文化背景が違う人達と仲良くなるのは、色々新鮮で楽しいです!ときに大変なこともあると思うけど、それも楽しみたいものだ。

 ともかくステレオタイプを信じるんじゃなくて、実際に自分で交流して見えてくることってたくさんあるなあ、と気づかされる日々である。

 うらやましいのは、ヨーロッパ人は言語が互いに非常に似ているし、陸続きだから、ものすごくカジュアルに行き来できて、他の国の人と気軽に交流できて、すごく楽しそうにしている。こういうのが、東北アジアでもあればいいのに、もったいないなあーと思った。

 漢字文化圏ではあるので、そういうふうに国境を超えて人々が気軽に行き来できる可能性はもっとあったのだと思う。今は、海と、言語の違いによって少し隔てられてしまってるのだけど。

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