このたびポルトガル旅行へ行きましたが、料理はかなり美味しかったです。街角のフードスタンドで売っているものから、カジュアルな地元食堂まで、なかなか旨いものぞろい。食べて正解だったおすすめの料理やデザートをご紹介します!
その他今回は食べなかったけれど、今度行った時には食べたい郷土料理も書いておきます。滞在される方はご参考になれば嬉しいです!
よくポルトガルは、緯度が日本と一緒だし、海洋国家だから、日本人の口には合うといいますが、本当でした。
お菓子にしても、カステラなど江戸時代にポルトガルから日本に伝わったものだし、どこか懐かしく、素朴でおいしいお味。西洋のお菓子にしては甘すぎないところもいいところ。しかも物価が安いから、超リーズナブル!
ではではレッツゴー!
ポルトガルのパンやお菓子
ほうれん草のパイ
パンからほうれん草がはみ出しています。
上にのっているだけかなあ・・・と思いきや・・・・・・
すごい!こんなにぎっしりとほうれん草が詰まっていました。
パンの生地はとても薄くて、ほうれん草を包むのに必要十分なくらいしか使われていません。
これ、何が近いかというと、長野県名産の「おやき」かもしれませんね!
生地は、あっさりサクサク。胡麻が散りばめられていて香ばしいです。
そしてほうれん草は、微量のチーズが卵??と一緒に炒められていました。
もしチーズだとしても、限りなく、ふわっあっさりしたものでした。
野菜がたっぷり食べれるし、ヘルシーで美味しいパンです!
見かけたらぜひ試してみてくださいね♪
ほうれん草のキッシュ的なもの
どうも、ほうれん草もポルトガルではポピュラーな食材のようで、こんな丸形のキッシュも、パン屋さんで売られていました。
これは小麦のタルト生地が下に敷いて合って、ぷるんぷるんした卵のキッシュ生地の中に、ほうれん草やトマト、じゃがいもが入っています。
めちゃくちゃ美味しかったです!!
塩加減もいい塩梅だし、これまた野菜がたくさんとれるのもいい!
日本で売っているキッシュよりも野菜が惜しげもなく投入されていました。
エッグタルト
ポルトガルの名物菓子といえば、トップに挙がるのが、やっぱりこれ。エッグタルト。本当に国民的人気菓子という感じで、あらゆるところで売っていました。駅やスーパーマーケットのフードスタンドから、パン屋さんまで・・・。
スーパーで買えば100円もしません。しかもやっぱり美味しい。
本当に濃厚な卵がたっぷり使われています。そしてバニラかなにかの、香りづけがほんのり漂う気がします。
外側の皮もしっとりさくっ。
一番上は少しキャラメルソースのようなものがかかっているようでした。
ポルトガルは、カステラもそうですが、基本的に卵+キャラメルソースみたいな味のお菓子が多いです。
エッグタルト(プリンに近いバージョン)
そして、エッグタルトの別バージョンもあるんです。
何が違うかというと、外側のパイ皮部分がないんです。ぷるんぷるんした、かためのプリン、みたいなことになっていました。味は基本的にパイ皮がないいがいがいは、普通のエッグタルトと変わらないかな・・・。
こっちの方が、中身の卵クリーム部分がたくさん食べれるというのは食いしん坊には利点かもです。
マジパン的パン
これは、食べるチャンスを逃してお腹が空いて倒れそうだった時に、コーヒースタンドの店先で適当に買ったもの。そしたら正解でした!
上にはチェリーがのっていて、まわりはパイ皮が囲んでいますが、この中はアーモンドと小麦の混じったフィリングが詰まっていました。
日本ではアーモンドの粉を使ったお菓子ってそんなに多くはありませんが、独特のこうばしさがあって、とても美味!
アーモンドはかなり細かくなっているけれど、シャリシャリした独特の噛み応えがあるところもいいです。リキュールかなんかで、香りづけがされていました。
Ovos Moles(オヴォース・モレース)
「やわらかい卵」という意味、アヴェイロ地方発祥のお菓子です。
日本の最中みたいにパリっとした皮の中に、卵の黄身と砂糖でできた、甘いクリームが入っています。
外側の皮も、貝殻やお魚などの形をかたどっています。クリームは甘さ控えめのことが多いようです。
焼き林檎
焼き林檎です。レストランや食堂のデザートメニューにあります。
その名の通り、焼き林檎。
林檎をまるごと一個グリルしただけのシンプルスイーツです。
林檎には刻み目が入っていて、上からシロップがかけられています。
皮には焼いて焦げができてます。
見た目は大きいのですが、何しろ林檎なので、ペロリと食べられちゃいます。
二人で半分にするくらいがちょうどよくて、お腹空いてれば一個まるごとも全然いけると思います。
いやあー、焼き林檎というと、まだ、シャクシャク感が残っていることが多いですが
ポルトガルの焼き林檎は、とてもやわらかかったです。
どうしてあんなにやわらかく、かつジューシーに仕上げられるのだろうか。不思議。
そんなわけで、これもおすすめのデザートです。
ポルトガルの郷土料理
白身魚の蒸しもの
白身魚のボイルとゆで卵、ほうれん草のパスタ、じゃがいものボイル・・・と、ゆでたもの揃いの一皿。
この白身魚が美味しかったーーー!お肉は肉厚で、ふわふわ、そして皮が・・・鮭の皮みたいにジューシーでコラーゲンがつまってました。
ポルトガルのジャガイモも、味が濃くて美味しいです。
鶏肉とパスタ
鶏肉がやわらかく煮込まれていて、この中が空洞になったパスタは、肉汁をたっぷり吸って、とてもジューシーになっていました。お店の人のおすすめなだけある・・。
以上ふたしなは、リスボンの空港から歩いて25分くらいのところにある、団地の中のすごいカジュアルな食堂で食べました。
とっても美味しいし、お店の人は感じがいいし、お値段も安い!ってわけで、とってもおすすめのレストランです。
近くに寄った時には、立ち寄ってみてください。
↓ここです。 Peix Azulっていう名前の食堂。小さい家庭的な雰囲気のお店です。
バカリャウ(干鱈)の炒め物
ポルトガルのソウルフードといえば、バカリャウ!(干したタラ)です。
市場に行けば、このように売られているタラ。
これを使った料理がとても多いです。しかも美味しい。
代表的なのが、このバカリャウ・ア・ブラスというやつで、マッシュポテトみたいのとバカリャウ、玉ねぎ、それに野菜が混ぜられて炒められてます。
なんか作るの簡単そうですが、タラの出汁が・・・旨味がにじみ出ていて、なんともコクがありますよーー。
そう、日本人にはなじみ深い「出汁」感があるんですよねえ。
しいてたとえれば、なんか、ちょっとタコヤキに似た味はするかも。
どこかで食べたことがあるような気にさせられる美味しさです。
イワシのグリル
イワシの炭火焼きです。
ポルトガルでも、イワシは大人気。
ウナギのトマト煮込み
ウナギも食べますよ!けれど日本人には、トマト煮込みにするのは新鮮ですね。お野菜と一緒に煮込まれているので、海山の出汁がたっぷり出て美味しい!
タコのグリル
ポルトガルでは蛸も人気!
オリーブオイルでさっと焼いてあったり、スープになっていたり、唐揚げになっていたりと、色んな食べ方があります。
ポルトガルの珈琲の種類が多すぎて驚く!
それからポルトガルは、コーヒーの種類がやたらと多くて、「なぜこんなに区分けされている!??」と驚くこと必至です。
この自動販売機を見てください・・(笑)
珈琲系だけでも19種類ある!!種類が多いのは、普通の珈琲と、そのデカフェバージョンがあることも理由です。
カフェインレス珈琲のセレクションがこんなにあるのも嬉しいですね。
CAFE CURTO(カフェ・クールト)
これは、いわゆるエスプレッソです。ポルトガル語で「短いコーヒー」という意味.
少量の水に、コーヒーの味が濃縮されています。
かなり苦くて、砂糖をいれて飲むのが普通とか。
CAFE LONGO(カフェ・ロンゴ)
「長いコーヒー」という意味で、これはいわゆる普通のドリップ珈琲。エスプレッソに比べて水分が多いです。
ただ、全体の量が多いので、カフェインもエスプレッソより多いようです。
CAFE PINGADO(カフェ・ピンガード)
エスプレッソに、数滴、ミルクを垂らすと、カフェ・ピンガードと呼ばれます。量は少ないです。
GAROTO(ガロート)
「少年」という意味の珈琲。
その名の通り、ポルトガルでは子供に飲ませるそうな。牛乳のたくさん入った薄いエスプレッソです。量は少ないです。
GALAO(ガラオ)
カフェオレ的な飲み物。4分の3は牛乳で出来ています。
一杯のエスプレッソに牛乳を注ぎ足して作るそうな。
CAPPUCCINO(カプチーノ)
イタリア由来のカプチーノ。
エスプレッソに、泡状にしたミルクを注いで作ります。
カプチーノはココアやチョコレートパウダーが入っていることもあります。
MOCACCINO(モカチーノ)
モカチーノは、カプチーノにチョコレートソースを加えて、もっと甘くしたもの。
デザート気分を味わいたい時には、これが良さそうです。
CAFE COM CHOCOLATE(カフェ・コム・ショコラーチ)
ホットチョコレート入りの珈琲。
Abatanado (アバタナード)
エスプレッソをお湯で割って、コップ一杯にしたもの。アメリカン珈琲のようなものです。
ポルトガルの郷土料理まとめ
やっぱりポルトガルは「旨味」をよく知っていると思います。
海鮮の出汁を活かすのがとてもうまいです。
それから、卵を使ったスイーツも、ついついパクパク食べちゃいたくなる素朴なおいしさ。
今から、次回ポルトガルを旅するのが楽しみになってしまいました・・・。
今度は何を食べようかな・・・。