マルタ島から、ポルトガルのリスボン、ポルテラ空港まで飛びました。ポルトガル航空を利用!少しトラブルもあったものの全体的に感想は高評価になりました。
機内食やエンタメ、接客について口コミします。
また、ポルトガルの美しい町、オビドスや、リアル・ディズニーランドとでもいうべきシントラにも行きましたので旅行記と共に感想を貼っておきます。
ポルトガル航空の機内食
3時間半くらいのフライトだったので、機内食は一回。サンドイッチが出されました。これが美味しかった!
蒸したチキンのスライスと、葉野菜が挟んであるサンド。
このパン生地が、あっさりしているんだけど、しっかり小麦の味がしてよかった。
それと何よりも。穀物などシードが散りばめられているのが良い!
キヌア?かオーツ麦か、カボチャの種か、ちょっとよくわからなかったけど、この種のザクザク感が香りと触感にアクセントを加えていて、美味しさ倍増でした!
それと右側の、まるっこい小さな容器は、果実100%ジュース。しかも果物をそのまま摩り下ろしたみたいな感じ。ピューレのようで濃厚でした。
何種類か味があって、私はマンゴー、友達には苺が当たっていました。
それと、手前の小さな小袋は、グミが入っていました。
このグミがまた可愛くて、飛行機のかたちをしていたのです♪
とにかく、全体的にセンスが良くてお洒落でおいしい感じ。
ポルトガル本土に対する期待値が高まったのはいうまでもありません・・・。
ポルトガル航空のエンタメ
何しろ近距離便だったので、特にテレビスクリーンはついていない飛行機でした。
でも、座席は割と広くてエコノミーでもゆったり座れました。
あとは、機内誌を読むのみ・・・。
ポルトガル航空の接客
これは、特別に良くもわるくもない・・・。いたって普通でした。
ただ、少し陸上スタッフについては気になったところも・・・。
マルタからイタリア乗り継ぎでポルトガルだったのですが、イタリアからポルトガルまでのチケットをどこで入手するのかタイミングが分かりませんでした。
空港スタッフに聞くと、乗り継ぎゲートの中で待ってれば大丈夫とのことだったので、待機してたんですが、いざ搭乗手続きが開始してみると、
「え?チケット持っていないの?チェックインしなきゃいけないのに」的な対応をポルトガル航空の人にされてしまいました・・・。
でも、何やら二人のスタッフでポルトガル語でごにょごにょやりとりしつつ、その場で搭乗券の発券はしてくれましたが・・・。少し時間がかかっていた。
あまり慣れて無さそうでした。
エミレーツ航空なんかは、チケットをなくしたときに、すぐに搭乗ゲートでも発行してくれたのになあー笑顔で・・・とか思うと、ちょっとサービスの質は落ちるかもしれません・・・。
なんで、特別に笑顔で親切丁寧・・・って感じの対応ではないですが、ひときわ接客がひどい!ってほどでもなかったかな・・・。
しかし料金は、マルタからイタリア、イタリアからポルトガルと合わせても1万円くらいでしたので、かなりお手頃です。
(マルタからイタリアまではマルタ航空を利用)
シントラ旅行記。面白い?つまらない?
シントラは、リスボンから西へ電車で1時間くらいの近距離にある、有名な観光名所です。
ここには、お伽の国みたいなカラフルでファンタジック、なんていうか・・・「わたしのお城をディズニーランド風にして!」って妖精にお願いしたら、こういうふうに化けちゃった・・・みたいなお城たちです。
これが5つくらいあって、周遊バスで回れるようになっているのですが、一つ一つがかなり見どころが多いです。
一つをじっくり見てまわろうと思ったら、三
時間くらいはかかります。なので、お城をぜんぶ見たい!とかだったら、朝一番に出かけるのがおすすめです・・。
私たちは浅10時頃に出発して、向こうにお昼くらいに着いたら、意外と二城くらいしか見れませんでしたっ・・・。
ペーナ宮殿
まず一番有名なのが、このペーナ宮殿ってやつ。
か、カラフル・・・。おもちゃ箱から転がり出てきたお城が、そのまま実寸大に成長しちゃったような感じ。
見どころとしては、まずアズレージョがやはり美しかったです・・・。
アズレージョは、シントラの駅でも出迎えてくれました。
この色彩感覚が素晴らしいと思います!
中間色の、微妙な色合いを駆使していて、目に優しくかつ心地よい快活さが・・・。
お城の中も見学できます。電話機の部屋、なんかもあって、かなり近代まで、貴族たちがここに住んでいたことが分かります・・。割と新しいお城なこともあって、ますます遊園地の中にいるような錯覚に陥る・・・。
このペーナ宮殿の中にはレストランが設けられてます。
お城を歩き回って、お腹はペコペコ!Googleマップで見ても、ここは山の中で、ふもとにおりないとレストランはありそうにないです・・・。
せ、選択肢がない・・・!ってことで、このレストランに入りました。
ビュッフェ形式。まずお盆を取って、ショーケースの中に入っている食べ物やスープなどを、スタッフの人に指さして、盛り付けて貰います。
私はサラダとスープだけにしたのですが、ちと失敗・・・。
野菜はパサパサしていて、あまり美味しくなかったです。ドレッシングもほとんどかかっていないので味はなし。
友達がバカリャウの混ぜご飯を頼んでいましたが、こちらは結構おいしかった!
なんていうか、どこかで食べたことあるような、馴染みのある味・・・。たこ焼きに近いかもしれません・・??
人参などの野菜や、マッシュポテトみたいのも入ってました。海の味がしみてて日本人にはうれしいですね。
テラスからの景色はとてもいいみたいなんですが、この日は土砂降りで、あまり下界を見下ろすことは出来ずじまい・・・。
レガレイラ宮殿
さて、腹ごなしもおわって、また周遊バスに乗り、レガレイラ宮殿へ。3月初めでオフシーズンだけど、日曜日だったのでバスは並ぶかなーと思ったのですが、天気が良くなかったせいか、ほとんど並ばずに乗れました。
この宮殿は、建物自体はお城っていうほど巨大ではありません。
「貴族の館」っていう方がふさわしい規模かな・・・。
お城というよりは、お城のたっている敷地自体が、やっぱりアミューズメントパークみたいな感じです。
お金持ちの貴族が気晴らしのために大枚はたいて、奇想天外な庭園を作りましたよっていう、そんな場所。
だから、本物のお城が持っている歴史の威厳みたいなのは、そんなにないです。やはり遊園地感が強い・・・。
でもジェットコースターとかはありません・・・となると、何があるかというと、秘密の地下迷宮が!!
このお城には、錬金術などの神秘的なモチーフが随所にほどこされているそうです。
城主は、ミステリーとかスピリチュアルなものにこだわっていた人なのでしょうね。半分遊びなのか半分真面目なのかよくわからないアトラクションがあちこちに・・。
目玉は、この井戸のような螺旋階段。30メートルも地下を掘り下げて作ってあるそうなんですよ。地下にくだっていくのはスリルがあります。
それから地下迷宮が!
庭園は坂になっていて、坂の左下の方に池があるのですが、その左脇になんと、地下迷宮への入り口がありました・・・(;''∀'')
石がごつごつした、薄暗い階段が、ぽっかりと口を開けています・・。しかも照明はまったくない・・・。インディージョーンズかって感じ。
下までおりてみましたが、中が見通せないので引き返しました。
しかし友達は、無謀にもスマホの懐中電灯機能を頼りに、少し奥まで進んでいきました・・・。よくやるなあ。
けれどしばらくして私を呼ぶ声が洞窟から木霊したかと思ったら、出てきました。
中は、迷路のようにくねくねしていて、どこへ続いているとも知れなかったとのこと・・汗
もらった園内地図を見ると、どうやら地下迷路は庭園全体のあちこちへとつながっているようでした・・・。勇気ある方は探検してみてもいいかもしれませんね。
でも帰れなくなるかもしれないので(??)ご用心!!!
館の主は、友達を読んで、キャアキャア怖がらせたり、スリルを味わって楽しんでいたのでしょうかね・・・。万一の時の避難経路という意味合いもあったのでしょうか・・?
オビドス一人旅
さてポルトガル二日目は、リスボンからオビドスへ向かいました。
メトロで、カンポグランデ駅まで向かい、そこからバスで1時間~1時間半くらいです。色んなブログで見たように、オビドス行きのバス停はわかりにくい位置にありました・・・。
高架下なんですが、メインのバスターミナルがある方とは反対側。駅を背にして左側の、小さな停留所でした。
料金は乗るときに直接運転手さんに払います。現金でオッケー。
バスに乗っていると、景色がだんだん田舎になってきて、気分は爽快、盛り上がってきました。山や畑、鄙びた煉瓦屋根の家々が見えます。日が差したり、また曇ったり・・・。
バスは平日なこともあってか、かなり空いていました。私のほかに数人しか乗っていなかった・・・。
オビドスは、もう見るからに可愛い街でした!
城壁に囲まれた中世の街並みです。王女様がこの村に一目ぼれして、王様は王女様にこの村を贈ったそうです。
城壁の入り口で、味わい深いアズレージョが迎えてくれるのは、やはりポルトガルですねー。
オビドスで城壁に登る!
そしてまずはやっぱり城壁登り!城門を入ってすぐに、階段があるので壁の上に登れるようになっています。柵はまったくないので時々転落する人がいるとかいないとか・・汗
他の人の旅行記にも、「高所恐怖症になりかけた」「風が強くて怖かった」とかあったので、安全そうなところを、ちょこっとだけ登って、すぐに降りてこようと思ったのですが・・・が、意外と、一番高いところまで行ってしまいました・・。
思ったほどは怖くなかったです。(個人差あると思います)
緑でよくわかりませんが壁のわきは絶壁になっています汗
壁の幅も、1,5メートルくらいは十分にありますし、足場の横には壁があるので、いざ風に吹き飛ばされそうになったら、それにしがみつけば大丈夫そう・・・。
確かに風は強かったです・・・。一瞬前に進めないくらいの強風が吹くこともある日でしたので、風が弱まるのを待ってから登りました。
△ 城壁の一番高いところから見た景色。
こうしてみると、結構高かったなあ・・・。特に柵とかもないので、怖いひとは怖いかも。
オレンジの実がなり、洗濯物が揺れる民家が見えたり・・・、城壁に開いた窓から見下ろす景色もきれいだし・・・。
3月初めで春なので、ポルトガルはもう15℃くらいと暖かく、初夏みたいなフレッシュな葉っぱが生えていて・・・心和みました。
城壁は一周することもできるようです。
さくらんぼのお酒、ジンジャを飲む!
オビドス名物といえば!このサクランボ🍒のお酒。ジンジャです。
オビドスのメイン通り(といってもすごく小さな可愛い路地)のお店の軒先にあちこちで小さなテーブルが出されて、その上にジンジャのボトルと、チョコカップがおいてあります。
一杯1ユーロで飲めます。
これ、小さなダークチョコレートのカップに注いでくれます。
お酒には弱い私ですが、折角なので試しました!
美味しい!
甘く香ばしいフルーティなリキュールと、ダークチョコレートが、とってもマッチします!もう一杯くらい飲みたい・・・けど、酔うとまずいのでやめておきました。
でも、試した感じではウイスキーボンボンが近いので、よほどアルコール不耐性でなければ、大丈夫だと思います!
田園風景が綺麗!
さて、城壁の裏には、緑なす田園風景が遠くまで見渡せて、とってもとても心が和みました・・・。
こうばしい草の香りが風に運ばれてきて、それを深呼吸していると、ひさしぶりの深い安らぎを感じましたねーー。
最近リラックスしていないって人は、オビドスでのどかな自然を感じるのもいいと思います。
こういう風景を見ると、ポルトガルの奥地の田園地帯にも旅に行きたくなるなあ・・・。
オビドスは黄色とブルーがテーマカラー。
オビドスは黄色とブルーの帯が、白い家々の壁にペイントされていてアクセントになっています。とてもお洒落。
年月を通して、塗り替えられてきたもののようで、ところどころ、上の写真みたいに、表面の色がはげて、下にある以前の色が見えているところもありました。
お店の軒先には、こういう鶏の置物や食器も。
本当にポルトガルのものって色使いが素敵だなあ・・・と思わせられますねえ・・。
ポルトガルは本当にいい感じで、田舎っぽいところが心落ち着く、可愛いものがたくさんある国でした。
しかも、治安も抜群に良かったです。
リスボンの空港近くに宿泊しましたが、エアビーのオーナーさんに「夜女一人で歩いても大丈夫?」と聞いたところ、全然大丈夫!ポルトガルは極端に安全!!と言われました。
ただ夜の1時を過ぎたら、メトロは使わない方がいいよ・・・とだけ。
そんなわけで肩の力が抜けましたが、本当に街の空気もゆるゆるしてて、危ない感じは全然しませんでした。
いちおう、スリに気を付けたり、暗くなってからの外出は控えるなどの注意は必要かもしれませんが、必要以上に身構えなくても大丈夫な治安の良さと感じました。
夜中、道に迷っていた私を案内してくれたりとか、人々も親切でした!
ヨーロッパの中でも、ポルトガルは南なので、人々の肌も茶色がかっていて黒髪の人も多く、背もそんなに高くないので日本人にはどこか親しみやすかったです。
宿は、やっぱり普通のホテルよりもエアビーアンドビーで取った方が全然リーズナブル!このお部屋、一日3500円くらいでした。
家具もベッドカバーも超かわいい!
部屋の隅にはポルトガルのお土産がディスプレイされてます。
帆船の模型や、シントラなどで売っているツバメの置物、貝殻など・・・。
感動したのは、お風呂にも、美しいアズレージョが描かれていたこと!最高!
この部屋は自分専用のバストイレがあって快適でした。
眺めもよかったです・・。
オーナーさんも、全身から人の好さがにじみ出る感じのご夫婦でした。
ポルトガル最高か・・・。
そして日本と同じ緯度にあって、海洋国家なせいか、料理もとっても口にあったー。お魚も、パンもお菓子も美味しかったです・・!
それについては別記事に書きますね。